#009 (1/1)
■日時: 2010/9/4
■場所: BRM904神奈川300相模原
■走行距離: 303.3km■TRIP TIME:20時間40分
■走行ルート: 相模原-高尾-五日市-秋川渓谷-上野原-大月-河口湖-本栖湖-身延-
富士宮-富士山スカイライン-水ヶ塚-御殿場-松田-伊勢原-相模原


 今回初めてブルベに参加した。BRM904_300。神奈川の相模原で開催されるので、始発の電車で輪行である。コースは2回ヒル クライムのレースに参加するようなコースであった。今回の目的はもちろん時間内に走りぬくことだが、300kmも1日2回のヒル クライムも自分にとっては初めてなので、制限時間内が無理でもせめて完走しようと思った。
 現地に到着すると参加者は100人弱だろうか。女性の方もいるし私より明らかに年配の方もいた。中には以前千葉の400kmブルベ で一緒に走ったとき見た方もいた。和やかな雰囲気で車検等も済ませいよいよ出発。せっかくのスタートの雰囲気の写真をとり忘 れたのが残念。  

 私は、最後から2番目のグループで出発した。スタート直後いきなり同じグループの人に引き離される。時速30km前後だ。まあ 話には聞いていたので驚きはしなかったが、先々デカイ坂があるのでこの調子で走るのかと感心した。まあデカイ坂があるから 速く走れるところは速く行くということなのだろうが・・・。あっという間に何人もの人に抜かれた。
 PC1までは、大きな坂はなく制限時間内に無事到着。PC1の直後から比較的短い登り坂がある。上の写真は登りが始まる「上川乗」 交差点。写真に映っている2人はこの後も何度か会った。甲武トンネルまでこの登りが続く。後のことを考えるとあまりこ こで体力は使いたくないと思いゆっくり進んだ。周りの景色はあまり見る余裕がなかったが、それほど絶景という場所はまだなか った。

 スタートして程なく急にサイコンのスピードメータが0km/sとなった。降りて調べるも、電池切れでもなく原因不明。仕方なく時 計としてのみ使用することに。前から調子があまりよくなかったが、やはり換えた方が良いかと思った。
 昼になったので最寄のヤマザキショップで昼食をとった。何人か昼食をとっている人もいた。しかし人数は少ない。正直腹は減 っていなかったがハンガーノックは怖いので、果物の入ったゼリーとパンを食べた。

 甲武トンネルを下った後すぐに登りである。しかし思ったよりも緩やかな登りであった。場所は覚えていないがちょっと絵にな るなと思った風景を撮った。

 PC2も近い「金鳥居」交差点。ここを右折すればもうすぐ最初の大きな坂は終わる。それにしても長い坂だった。時刻は14時。 遅いなと思ったのでスピードを少し上げる。

 そのうち富士急ハイランドが見えてきたので、自転車とともに記念撮影。やがて河口湖が見えてきた。同時にこの辺りからは 車、人も多くなってきた。

 PC2にようやく到着。時刻は制限時間ギリギリであった。これではこの先まずい。間に合わない。PC3までは時間を稼がないとい けないと思った。幸いこの後は殆ど下りである。ここで時間を縮めるしかないと思った。PC2はPC1の時よりも人はいた。遅い昼食を 採っている方もいた。
 スポーツドリンクを作った後すぐに出発。ここから暫く平地を進む。河口湖、西湖、精進湖、本栖湖の湖畔を走り抜ける。道は湖畔 だけにそれ程アップダウンはない。一箇所河口湖から西湖に移動する際、標高差が高くなるため登りがあった程度。ただ風がきつかった。 そういえば出発してから風が強いなと思ったのはここが初めてだった。標高約900mだったが、特に涼しいという感じはなくやはり暑かっ た。今年に限ったことなのかどうかは知らないが。

 本栖湖を過ぎて下るところでブルベ参加者で本栖湖を撮っている方がいた。お互い写真を撮った。その方の話によると天気がいいと富士山が きれいに見えるとのことだった。この日は雲がでていて見えなかった。
 ここから下り。体力の回復と時間の短縮を目指す。しかし下っていると次から次へと抜かれる。よくこのスピードを下ってコーナ ーを曲がれるなと思った。試しに自分もやってみたが、カーブでもう少しで中央分離線を超えそうになった。やはりまだ下りがへた くそなのだ。
 下っていると雲から太陽が差し込んでいる様子が見えた非常にきれいだったので写真を撮った。別の方も自転車を降りて撮っていた。  PC3についたのは20時前。ゴールは3時半がタイムリミット。この時点でかなりやばいと思った。焼きそばを何とか食べスタート。 思った程傾斜は急ではない。「これならいけるかも。」と思い進んだ。周りに人はおらず、自分のライトだけが頼りである。 前方ライトに一つと頭のライトに比較的強いものを一つつけていたが、前方ライトはもう一つつけておけばよかったと 思った。前方が見えないわけではないがやはりもう一つあったほうが明るくて眠気を覚ましてくれると思った。
 スタートしてすぐ眠気が襲ってきた。何とか頂上までと思ったがフラフラになったので、少し寝ることにした。最初路上脇の 草むらに横になったが、すぐに耳元のガサガサっという音で飛び起きた。多分虫だったろうと思うがこれじゃ落ち着いて眠れない。草む らと道路の間には溝があるので止む無く道路に寝ることにした。車にひかれないようライトをつけて横になった。その間何人かに抜か れたが仕
方ない。車も何台か通りすぎたがその内1台が急に止まって3人位男の人が降りてきて「大丈夫ですか?」と声をかけてくれた。 「すいませんレース中で休んでいるだけなので。」というと「よかった~、何かに襲われて倒れているのかと思いました。」 と言って車に戻っていった。車の中からは女性の声も何人かした。富士山に明け方登ろうと思っている学生さん達だろうか。迷惑をかけ てしまって申し訳なかった。この時間に結構登って行く車が多いことには少し驚いた。  結局十分寝れないままだったが30分程過ぎたので、再スタート。しかしまた眠気が来たのでまた寝る・・・。これを3度ほど繰り返し最高地点に着 いたのは丁度0時。残りの距離は約80km。下りなので間に合う可能性はある。急いで下った。
 ところが途中で道を間違えたのでは?と思った。出くわすはずの交差点名が違っているのである。暫く前後し通ってきた道路名を確 認しようとしたが標識がない。仕方なく走ってきた車に道を聞くも、そもそも自分のマップケースに載っている道路名ではない。完全 に間違ったと思った。戻ろうかどうかしていると後ろから先ほど抜いたと思われる方が来た。「助かった。」と思い道を確認した。す るとコースとしてはあっており自分の現在位置を間違っていただけだった。これは非常に痛かった。その方はガーミンを持っていたので その方についていくことにした。しかしその方も途中でスピードダウン。その後は道を間違えることもなく一人走っていったが、登り も何箇所かありゴールに30分以上も遅れて到着した。もはやその場に誰もいなかった。結果的に制限時間内に走破できなかったがまあ、 以前経験した足の引きつりや熱中症もなく無事完走できたのでよしと思った。
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