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■日時: 2008/8/30
■場所: 笠森観音・千葉寺・千葉城
■走行距離: 118km
■走行ルート: 西船橋駅から国道14号で、千葉城(千葉市郷土博物館)へ。その後大網街道にある千葉寺へ。次に大網街道を誉田駅方面に進み 誉田駅前交差点を長柄方面に進む。瀬又交差点を経由し、県道21号から128号に入り妙典寺方面へ進む。秋元牧場の横を通り、そのまま南下して笠森寺へ。帰りは針ヶ谷方面 から道の駅「ながら」へ。その後はそのまま茂原街道(県道14号)を北上し、国道357号経由で西船橋へ。



 今回は、yahooの掲示版で知り合った方に紹介された笠森観音に行くことにした。距離は事前にチェックし、 大体100km位だろうということで、何とかなるかと思った。天気予報も今日は快晴。降水確率0%と出て いたので、ツーリング日和であった。家を出たのは8:00前であった。もう少し早くでれば良かった。
 写真は14号の幕張本郷付近。東京方面の方向写真である。10年以上前はこの辺りに住んでいたが、結構 色んな店とかが出来ていて変わったなあという印象を受けた。自転車で走るのは本当10年であった。


 千葉県警の前を過ぎ、千葉市立郷土博物館へ。博物館そのものよりこの建物の外観がやはりお城なので一度 来ようと思っていた。ここは千葉一族の居城跡に建てられた博物館。この日は朝早かったせいかあまり来客は いなかった様子。この写真の裏側には、「飛翔」という侍が馬に乗って弓矢を引く像があった。  この城は、別名「亥鼻城」といい千葉氏が建てた城で、千葉氏は千葉常胤が、源頼朝の挙兵に参加し、鎌倉 幕府設立に非常に貢献したことから成長したとのこと。室町時代になって千葉氏の本拠地が本佐倉に移った時 以降荒廃したらしい。この建物ももちろん昭和になってから博物館として建てたものなので歴史的価値という のはないのだろうけど、立派であった。


 続いて青葉の森公園方面へ向う。ここは家族で一度来たい場所だ。今回はこの公園ではなく近くの千葉寺に 行く。目的は「大銀杏の木」である。丁度家をでて26km。千葉寺に入ると目の前にいきなり飛び込んできた。まだ紅葉していない ので青々としていた。でかい。本当にでかい。樹高30m、目通り8mと書いていった。和銅2年に僧行基が もたらしたと伝えられているとのこと。行基と言えば奈良時代に民衆を率いて、用水路の整備や交通の整備、 東大寺建立等にも活躍した僧である。そんな人物がこの千葉の方にも来ていたとは全然知らなかった。


   「大銀杏の木」の拡大写真。枝なのか根なのか分からない太いものが地面に向ってたれている。説明文 では「乳柱」と書いてあった。鍾乳洞のツララみたいな感じだ。帰ってからインターネットで調べたのだ が銀杏の木で大きなものによく見られるものらしい。この「乳柱」を煎じて飲めば母乳がよくでるという 話である。もっともこの「乳柱」という名前も女性の乳房に似ていることから付けられたそうだ。  「乳柱」も凄いが根も凄いと思った。無数の太い根が絡み合って地面にも出ている。どの位深くまで張 っているだろうか。本当に御神木といって相応しい銀杏の木だった。


 千葉寺の本堂。坂東三十三観音霊場の中の第29番礼所である。1160年の落雷により焼け現在の本 堂は昭和51年にできた。なるほど大銀杏が奈良時代のものなのに妙に綺麗だと思った。ここも千葉氏の 祈願所だったらしい。元は観音霊場でもあったわけで、巡礼者も多かったらしいが明治時代になって、寺 自体が廃れてしまったとのこと。また元は金堂などもあったらしい。自然災害や人災等により消失したり してしまっているが、その中でもずっと「銀杏の木」は残っていたのだと思うと、やはり自然の力という のは凄いものなのだとあらためて感じてしまう。


 さて千葉寺を出た後は、メインの笠森寺に向う。大綱街道を「誉田」方面に向って進む。道はそれ程広 くはなく車道を走っているとやはり車が怖い。誉田駅まで37kmであった。時刻は10時40分。少し 千葉寺で時間を使いすぎたか。


 誉田駅の前の県道128号を長柄方面に向かう。「瀬又」と言う交差点を右におれ、その道をまっすぐ 進む。瀬又の交差点を直進し、東国吉の方に向っても良かったのだが、地名で「高田」という方へ向った。 もうこの辺りは田園風景のみである。態々この道を選んだ理由は、「 自転車大好きマップ」」というサイトにここの辺りに林道が載っているということを、yahoo掲示版で知り合 った方に教えてもらったからだ。暫く林道は走っていなかったので、是非と思ったのだ。ただそのサイトにもこの 道からいけるような記載はない。別方向の道から入るような形になっているので、もしかしたらこっちの道からは 入れないかもしれないという懸念はあった。しかしまあ、ものは試し。行ってみることにした。

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