#010 (3/3)
■日時: 2008/8/30
■場所: 笠森観音・千葉寺・千葉城
■走行距離: 118km
■走行ルート: 西船橋駅から国道14号で、千葉城(千葉市郷土博物館)へ。その後大網街道にある千葉寺へ。次に大網街道を誉田駅方面に進み 誉田駅前交差点を長柄方面に進む。瀬又交差点を経由し、県道21号から128号に入り妙典寺方面へ進む。秋元牧場の横を通り、そのまま南下して笠森寺へ。帰りは針ヶ谷方面 から道の駅「ながら」へ。その後はそのまま茂原街道(県道14号)を北上し、国道357号経由で西船橋へ。



 やっと笠森寺本堂を拝観。しかし着いて直ぐにはとても上に登る気にはなれなかった。まずお茶を飲み買ってき たパンとおにぎりを食べた。やっと腹の減りは落ち着いたものの昨日から寝不足もありここに来て疲れがどっとで た。汗をかいてシャツもウィンドブレーカーも濡れているのもあって寒気までしてきた。一度シャツを着替え、 汗で濡れたウィンドブレーカーは地面に干した。そしてベンチに横になって少し眠ってしまった。お参りに来た方 からみればこんなところでお参りもせず寝るなんて罰当たりがと思ったことだろう。

 暫く寝た(といっても5分ほどであったが)後、元気が出てきたので、上に登ってみることにした。家族連れや 外人の方もいた。
 笠森寺は正式名称「天台宗・別格大本山笠森寺」という。784年に最澄が十一面観音をこの山の上に安置した のが始まりとなっている。この特徴ある建物は「四方懸造(しほうかけづくり)」という。日本唯一もものと記載 されていた。しかし似たような造りの寺が京都に確かあった。「清水寺」である。あれは同じ造りじゃないのかな と思いネットで調べると、「懸造」という建て方では同じであった。元々「懸造」とは山の斜面等に建てられた本堂 等を支えるための造りであるらしい。本来は斜面とは言え一部平な部分もありそこに建てた本堂等に対しさらに斜面 にせり出すように増設した部分を支えるのが多いとのこと。ところがこの笠森寺は山の頂上に建てるため四方を柱で 支えていることから「四方懸造」と言われる。四方全てが柱というのは、笠森寺だけということだ。


 階段を登り上から見たところ結構高い。そして寒かった。ここにきて天気予報の晴天というのは何だったんだ と思わずに入られなかった。曇り気味で今にも雨が降りそうだった。
 拝観料100円を払い笠森観音を拝観することに。建物自体は大きくなく中に観音様が祭られてあった。写真は 厳禁なので撮れなかったが、豪華絢爛というわけではなく素朴な感じがして良かった。ふと入口の隣に何もない部屋 があった。立て札があり、建立当初の床なので入らないで下さいとのこと。何でそのような床を残しているか書かれ てあったが忘れた。ということは今自分が立っているところは少なくとも当時のものではないということか。まあそ りゃそうだろう。約60本の柱だけで支えられている平安時代前の建物の床が当初のままで無事なはずはない。この 一角だけでもこのように当初の床があること自体凄いことだと思った。


 約1時間ほど笠森寺に居た。そろそろ帰ろうと思い、入口を出たところに「子授楠」という大木があるのに気づい た。行きには全く気づかなかった。そんな隠れてあるわけではないのだが、行きはそれにも気づかない位疲れていたの だと思った。この大木も凄かった。写真からは分からないが、これは笠森寺に向って道の左側にあるのだが、反対側に まで伸びている。反対側は先がどこまで伸びているか分からないが、途中で支えている気配がない。支えていないのな ら凄いと思った(正確にはどうか確かめていないので分からないが)。また名前の通り、この穴を通ると子供が授かる といわれている御神木である。


 笠森寺を出たのが14時半。実はカミサンが今日は夕方から外出するので18時半までに帰らなくてはならない。まあ 4時間あれば何とかなるだろうと思った。帰りは途中までは来た道を引き返した。東谷という交差点を直進すれば秋元牧場だが、そこ を左折。針ヶ谷の方に向った。目的は「眼蔵寺」である。記年銘がある梵鐘としては県内最古の梵鐘があるということで観 ようと思った。最終的には、道の駅「ながら」のある茂原街道(県道14号)にでる。秋元牧場からは結構下り多い印象をうけ たので、ここはどうかなと思ったがやはり登りがあった。しかしそれ程酷い登りではなかった。途中からは向かい風もなく なり結構なスピードで走れた。車の往来もあまりなかったのが嬉しかった。
 しかしどこで見過ごしたか、「眼蔵寺」を通り過ぎたようで茂原街道に出てしまった。さすがに戻る気はなれず結局「道の 駅ながら」に寄ることにした。方角的には逆の方だが、道の駅などは普段行くことはないので行ってみたいと思った。


 道の駅「ながら」には人が結構来ていた。ドライブ帰りの人や地元の人も多かった。あまり野菜が安いとか どうかとか判断できないが活気があっていい雰囲気だった。休憩所では地元の観光案内のチラシ等が多くあった ので少し眺めた後、出発。


 道の駅「ながら」を出発したら後は茂原街道を一直線だ。アップダウンはなく平坦な道が続く。車の通りが多くなったが 向かい風がなく楽にスピードを出せた。途中、「たまご屋さん」と書いた大きい看板を発見。立ち寄ってみた。地元の新鮮な 卵が何種類か置いてあった。卵以外にも野菜等も売っていた。


 茂原街道の「草刈」の近くまで来たとき「房の駅」というお店(といって良いかわからないが)を見つけた。 千葉県の産物を売っているところだ。入ってみると確かに銚子の産物とか、九十九里辺りの産物等売っていた。 ここを見て周れば千葉の特産物等も分かるのではないかと思った。時間がないので長居はしなかったが、一度 娘を連れてきたいなと思った。社会の勉強にも役に立つかもしれない。
 この後は国道357号線にでてそのまま船橋の方へ向った。予定ぎりぎりで18時10分に家についたが流石に 疲れた。新たに行ってみたい場所等も発見でき、楽しいツーリングだった。

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