#020 (1/3)
■日時: 2009/9/21
■場所: 養老渓谷
■走行距離: 30km
■走行ルート: 小湊鉄道の上総大久保拝島駅より林道月崎大久保線を通って大福山へ。その後
ハイキングコースを通って梅ヶ瀬渓谷に降りる。梅ヶ瀬渓谷から養老渓谷方面
へ行き、養老渓谷、粟又の滝を観た後、養老渓谷駅へ。



 久々の遠方単独ツーリング。当初シルバーウィークの初日に行こうとしたが、システムトラブルで夜中に呼び 出され結局2日間丸つぶれ。最悪である。それでも3日目にやっと行けた。
 今回はかねてから行きたかった養老渓谷である。千葉のローカル線である小湊鉄道も興味があった。五井駅か ら始発に乗った。確かに古い。ディーゼルエンジンの轟音と共に無人駅を幾つか経て「上総大久保駅」についた。 「養老渓谷駅」の一つ手前である。降りた方は私を含め3名。お二人ともハイカーであった。ここから大福山を まず目指す。天気予報では雨にはならないと書いてあったが、空は結構曇っていた。


 大福山はそれ程高い山ではない。道もハイカーの本を読んでも一部登山道があるだけで、殆どは舗装道路で あった。写真は駅から少し走った林道「月崎大久保線」の入口。本当はこの前に登山道の入口があったらしい がハイカーの本でも「分かりづらい」と書いてあったが本当にどこか分からなかった。駅で一緒に降りたハイ カーの方も結局ここまで来ていた。
 この入口の坂は比較的急ではあったがギアを軽くすれば問題なく。またそれ程距離はなかった。登っている 途中に幾つか未舗装の箇所があったが、工事をしている様子でいずれここも舗装されるのだろうと思った。ま た登山道があり案内を見てみると、駅近くの登山道の入口からここに繋がっていることが分かった。しかし途 中で通れなくなっているようで、私が来た迂回路を通るよう指示が書かれてあった。


 駅を出て暫く登ったり下ったりを繰り返している途中。道路の脇からいきなり何か飛び出してきた。狸かと思 ったが、猪だった。私に驚いたらしく一目散に道路を走ってまた脇の茂みに隠れた。野生の猪など初めてみたの で写真におさめたいと思ったが、あまりにも速く撮る間を与えてくれなかった。残念。
 出発して30分程で頂上に到着。しかし目の前は草木でよく見えない。


 すぐ横に鉄筋製の小さな展望台がありそこに登ったらまわりを一望できた。こうやって観ると千葉は本当に高 い山はない。ならばMTBで走りやすい林道もいっぱいあると思うのだが、地元ではないのでやはり分からない。いつかMTBのツーリングイベントに でも参加してみようかと思う。同じ場所に2人のハイカーが居たので挨拶した。お互いこの場所は初めてだが、 やはり殺風景ですね、という話をしていた。


   大福山の展望台を過ぎ少し行ったところに白鳥神社があった。しかし人が殆ど来ないのか結構荒れている。展 望もよくなかった。少し戻り展望台の近くに梅ヶ瀬渓谷に下りるハイキングコースがあった。ハイキングコース なのでハイカーに気をつけてスピードを出さない様に思って下り始めたがそんな心配は無用であった。走ろうに も私の技術と自転車だととてもじゃないが走れない位の場所であった。基本的に渓谷へ向かうのでおのずと下り なのだが、階段はあるは、気の根っこは道を多量に横切っているわで、乗車率は半分以下だ。現に私より少し後 ろからハイカーの人達の話し声が常にあるという状況だった。「そういう道路だからいいんじゃないか。」とい うベテランの方でない限りここは来れないなと思った。


 悪戦苦闘してやっと梅ヶ瀬渓谷の一番奥に到着。写真でいうと左側に川があり手前側が梅ヶ瀬渓谷方面、奥が 日高邸跡。私は写真右側から降りてきた。日高邸跡とは明治時代の教育者「日高誠實」という方が理想郷を建て ようとしたところであるらしい。興味はあったが、どうも道が進入禁止になっており通れない。川伝いに行くし かなさげだがMTB一緒だとかなり厳しそうだった。どうしようか迷っていると後からきた4人のハイカーが丁 度降りてきてたので日高邸の道を聞くと、「日高邸へ行くのはちょっと厳しいのではないですか?最も梅ヶ瀬渓 谷も同じく川伝いしか道はないですが。というより道はないですが。」と言われた。かなり不安なアドバイスに 「いや、まあ人が歩けるところなら担いででも行けますので。」と苦笑いするしかなかった。結局日高邸は行く のはやめ、そのまま梅ヶ瀬渓谷を養老渓谷駅方面に行くことにした。


 川伝いに養老渓谷駅方面に向かう。川の水は澄んでおり非常に綺麗。川は浅く魚がいるかどうかは分からなか った。川底は結構平な岩が階段上に並んでいる状態の箇所が幾つもあった。あまり見たことのない川底だった。 これもこの地形の特徴なのかもしれない。
 道は所々あったが、基本的には川の横を通っていく。よって殆ど乗ることはできなかった。ただ川沿いから一度 山の中の道に入るとそこは短いが舗装されていないが走りやすい道があった。川も道がなくなったと思ったら ちゃんと反対側にいけるよう川に石が並んでおり、歩いていくには問題なかった。

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