#013 (2/2)
■日時: 2011/2/26
■場所: 西船橋~大多喜ロングライド
■走行距離: 139.4km ■TRIP TIME:8時間24分
■走行ルート: 西船橋から、国道357号で千葉方面へ。途中大多喜街道(国道297号)に入り
そのまま大多喜方面へ。大多喜城及び大多喜市街を散策し帰りは来た道を引き返す。


 まずは、大多喜城(跡)だろうと思った。場所は駅のそばである。市街地とは反対側の高台にある。お城に行くまでの道が 「メキシコ通り」という名前であった。400年ほど前に御宿の沖合いで遭難したスペインの一行を城主が助けた。 その答礼として1978年に来日したメキシコの大統領が記念に整備した通りということであった。 シンボルの塔も立っていた。
 メキシコ通りの隣は「御禁止川」という川が流れていた。何やら意味ありげな名前である。近くにベンチがあって そこから川の様子が見れるので写真を撮った。そこに「御禁止川」の由来が書かれた案内版があった。城主が江戸時代 に魚を獲ることを禁止したので御禁止川と呼ばれたとのこと。城主が参勤交代の折には、御禁止川の「むらさき鯉」を 将軍家に生きたまま献上したらしい。「むらさきの鯉」ってどんな鯉だろう。そんな色の鯉がいたから、魚を捕るこ とを禁止したのだろうか。

 メキシコ通りから少し登ったところに大多喜城があった。もちろん再建したもので現在は資料館となっている。 敷地もそれ程広くない。200円払って資料館に入る。大多喜城は徳川家康の時代に大多喜の地を支配した本多忠勝が 築城したらしい。ただそれ以前の1500年頃にできた「小田喜城」が前身かも?。現在の説では場所は若干異なるが 「小田喜城」を元に「大多喜城」が作られたとのこと。資料館には大多喜の町の歴史やこの城の歴史を物語る展示物が 色々あった。中に昔描かれた「本多忠勝」の像があった。イカツイ顔でとても人間の顔とは思えない。で、1階には広告 として最近流行り?のネットゲームに出てくる?「本多忠勝」のポスターがあった。これまためちゃめちゃカッコいい。 最近はこういうゲームから歴史に興味を持ち始める人も多いときく。ゲーム会社も本意ではないにしろいい傾向ではな いかと思った。


 敷地内には大きな桜の木とかはなかったかと思うが幾らか、桜だろうか咲いているところがあったので写真を撮った。 他に観光に来ていた方も撮られていた。もうすぐ春かなという感じ。
 資料館の中で休憩したわけではないが、やはり自転車から降りて少し歩いたせいか、腰の痛みが少しひいているのが 分かった。膝も普通に歩く分には全く支障はない。しかし走るとやはり痛みが走る。時刻は13時半をまわっていた。

 資料館を出た後は、大多喜の市街や史跡を観に回ろうと思った。まず近場に県下最古の水道跡というのがあった。大多喜 城へ行く道の途中にあった。正直どこをどう水が流れていたのかは分からなかった。写真はその水道跡。
 続いて「大井戸」。現存している城内の井戸としては全国一の大きさとのこと。これまた資料館の近くなのだが、なんと 高校の敷地内にあった。クラブの練習をしているようで、入り辛かったが折角来たのだからと観に行った。確かにでかい。 ここの井戸の水は枯れたことがないとのことだった。

 井戸と水道跡を観たあと、大多喜駅に戻ってきた。写真は大多喜の駅に戻ってきたところ。正面に見える大きな門が「大手門」 と書かれた門。歓迎門ということであった。となりにいすみ鉄道の電車が見えたので一緒に写真を撮った。

 市街地を散策。といっても歩いても距離的にはそれ程長くない。以前佐原の街を散策したが、そこと同じ位かもう少し広いか という感覚。かつては町に入るための門が建ててあったところに現在はシンボル塔の「やぐら」が建ってあった。街の雰囲気は 時期的なものもあったかあまり観光客がおらず店も開いているかどうか分からない感じだったので思ったより裏寂しい感じ がした。建物は重要文化財になっているものもある。写真は江戸時代から旅籠として創業している「大家旅館」。この 建物は国の登録有形文化財である。

 大多喜の市街地巡りの最後に立ち寄ったところ。「夷隅神社」である。縁結びの神社らしい。町の指定文化財とのこと。 立ち寄ったものの誰もいなかった。牛頭(ごず)天皇宮とも呼ばれていて、動物の彫刻が多い。スサノオ尊を祀っている。  「夷隅神社」を後にした時は腰の痛み、足の痛みも殆どなかった。帰りは来た道を引き返すだけである。丁度この大多喜 の駅までが自宅から65km。いけるところまで行ってみようと思った。

 帰りは比較的楽だった。というのも最初の登りは、足の痛みが復活したためかなりきつかった。しかしその後は緩やかな下り。 何とか自宅までいけるかなと思った。  帰りはそれでも足が痛くなるのは早かった。完全に坂道はギヤを軽くして走らざるを得なかった。途中「犬の駅」というでかい 看板があった。ちょっと変わった店の名前なので写真を撮った。ペットショップである。この近くにはリサイクル店もあった。 結局帰りは下りが多かったとは言えちょっとした登りで右膝がいたくなるため踏み込めず、のんびり帰ることを余儀なくされた。  やはり今回はツーリングに行くべきでなかったかもしれない。家についてからも足腰が非常に痛かった。

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