#031 (1/2)
■日時: 2011/7/14
■場所: 法華経寺/葛飾ポタリング
■走行距離 20km ■TRIP TIME:約2時間
■走行ルート: 西船橋から国道14号で下総中山駅の近くの法華経寺へ。その後西船橋の
かつて葛飾と呼ばれた近辺を散策。


 暑い中だったので、遠出はきついかと思い、これまであまり行かなかった下総中山の法華経寺に行くことにした。 近場なので自転車で態々行かずとも歩いてでもいける範囲ではあるが、流石に炎天下の中歩く気にはならなかった。 下総中山駅から14号に出たところに法華経寺への道がある。若干登りになっているが大したことはない。  周りにはちょっとしたお店や住宅が並んでいる。写真の奥に見えるのが、法華経寺の「黒門」といわれる門。 江戸時代初期の頃に建立されたらしい。黒門に対し、その奥にあるのが「赤門」。黒門自体は非常に綺麗だった。 近くの説明の看板の内容によると、平成21年に修復作業を実施したとのこと。

 法華経寺の「赤門」といわれる門。こちらも非常に綺麗であった。ただ全てを新しくしたわけではなく土台部分や 屋根の葺き替えや塗装が主な工事箇所らしく、本体構造には手を加えていないらしい。なので柱とかは当時のものの ようだ。正面の石碑に「南無妙法蓮華経」の文字が綺麗な金色で彫られていた。新しい箇所と古い箇所が明確に分かれ ているので少し違和感があった。
 法華経寺というのは日蓮宗の大本山。下総の領主「富木常忍」が日蓮に帰依し1260年に建立した。日蓮は法華経 を広めた僧で「南無妙法蓮華経」の題目を唱えることを重要な修行とした。詳細はネットで調べると色々出てくるので ここではあまり記載しないが、娘が丁度鎌倉時代を歴史で勉強していたので、来たらそれなりに勉強になるかなと思った。


 赤門をくぐると中の五重塔までは、少し距離があり左右に幾つかお寺があった。どんなお寺かと思い入ろうと思ったら 入り口に張り紙がしてあり、「つばを吐く人や、騒ぐ人や、・・・(中略)・・・信仰の意思がない方は ご遠慮願います。」という旨の張り紙があった。つばを吐きはしないが、観光目的や信仰の意思がないというのは正に 自分なので、ちょっと入るのは遠慮した。確かに寺からすれば単に何もせずプラプラ観に来るだけの人は迷惑以外の何者 でもないという感じなのであろう。

   法華経寺の中の「五重塔」。写真では撮り方が下手なのか黒く見えるが実際は比較的鮮やかな赤。この「五重塔」は、 江戸時代1622年に建立されたとのこと。鎌倉時代最初法華経寺ができたときはなかったことになる。そもそも「五重塔」 って色んなお寺にあるが、どういう意味があるのだろうと思い調べた。WikiPediaによると元々は釈迦の骨を祀るために つくられたものでそれがインドから中国に渡った時に中国でこのような階層の建築物になったとのこと。それが更に日本 に伝えられた。他に三重塔や九重塔もあるとのこと。三重塔は聞いたことはあったが九重塔は知らなかった。 階層数に意味があるかどうかは知らないが、全て奇数らしい。多分「唐様」が奇数を吉数としているからだろう。 ちなみに「和様」では「偶数」が吉数らしい。これも色々意味があるようだ。

 1719年に完成した大仏像。銅像である。横にあったたて看板には、長年の風雨に晒され材質が変化し、台座も浮き上がり コンクリートで補強していると書いてあった。ぱっと見はそれ程酷くないのではと思うが、実際は大変なんだろう。で、 またWikiPediaで大仏を見ると、え~こんなに大仏があったんだと驚いた。この法華経寺の大仏は通称「中山大仏」という らしい。

 「宝殿門」といわれる門。周りの木々や建物などで、絵になる風景だった。丁度木々の陰になっているところで2人程、 年配の方がこの「宝殿門」を描いていた。確かに炎天下とはいえ境内の中は木の陰になっているところも多く、丁度風もあり 涼しかった。

 「宝殿門」をくぐったところ左右に回廊があることに気づいた。通ることはできそうにないが、夏でも日陰になっており 涼しそうだった。歩いているとどこからともなく風鈴の涼しげな音が聞こえきたが、境内内の建物にいくつもの風鈴がつけ られていた。

 「宝殿門」をくぐって真っ直ぐ行くと駐車場に出たがその隣に洋風の建物があった。これは「聖教殿」という建物。)。 「立正安国論」や「観心本尊抄」をはじめ、日蓮聖人直筆の遺文などが多数保管されている。建立も昭和に入ってからなので 新しい。インド様式の建物である。なぜインド様式にしたのか分からないが、保管されているものは歴史的に貴重なものが多 数。建物自体はいいがお寺の境内の中ってのがちょっと違和感を感じた。

 境内を歩いていると「ご~ん。」と鐘の音がした。お昼位かと思いお寺の鐘を見に行った。お坊さんはいなかった。できれば 鐘を鳴らすところ見たいなと思ったが残念。立ち去ろうとしたところ、再び「ご~ん。」と音が。「えっ?」と思ってまた鐘を 見ると人影はみっれないが、写真では反対側にある鐘をうつ棒が揺れていた。またなるかな?と思っていると反対側の棒が急に 一人で動いて鐘を打った。どうも自動制御のようだ。「え~?こんなのあり?」と思ったが最近のお寺とかはみんなこんな感じ なのかな?と思った。理由は色々あるんだろうが何となく興ざめという感じがした。

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