#004
■日時: 2012/8/17
■場所: 奈良-暗峠ツーリング
■走行距離: 27km ■TRIP TIME:3時間45分
■走行ルート: 奈良学園前駅から富雄駅まで線路沿いを走り、県道702号を通り、国道168号へ。
国道168号を南下し小瀬町西交差点で右折し国道308号に入りそのまま峠まで登る。
帰りは来た道を通って帰る。

 前日は奈良の古事記ゆかりの神社を回ったが、今度は「暗峠」に挑戦。元々奈良に帰ってくる前に奈良や の峠ってどんな峠があるか調べていた時にこの「暗峠」を知った。何でも傾斜が、 30%を越える箇所がある峠で関西、関東に限らず有名とのこと。「そんな峠近くにあったらなあ・・・。」と思い 場所を調べると、なんと実家から10kmちょいの所にある!これはもう行くしかない! 明神峠の16%で限界の自分に30%は登れるはずはないが、観るだけでも観ておこうと思い出発した。
 たが結論からいうと、この急勾配の坂を見ることはなかった。私は奈良方面から暗峠にアタックしたのだ が、急勾配は大阪の方からの道だったのだ。それを知らず下山してしまった。
 写真は、最寄の学園前の駅。小さい頃から比べると随分変わった。
自宅を出発したのは丁度14時。距離的にも大した話ではないし、他に特に観たいところもなかったので 暗峠のみ目標。昨日のツーリングでやっぱ疲れてもいるし、なんといっても暑い。途中でバテないよう、非 常食も一緒に準備万端だった。写真は富雄駅を越え県道702号上。前方の見えるのが生駒山。
暗峠はあそこまで高くはない。453m。生駒山の尾根上にある峠って感じ。登り始めてからの総距離も 3.5km位なので短く気楽に登れる峠という印象である。生駒山は高さ642m。
 暗峠へ向かう道に入ったところ。国道?と思えるほど細い道。だけどなんだが情緒がある。道を入って すぐはそれ程傾斜は酷くない。ところが、それ程行かない内に車道にスリップ止めの円い輪が出てくるよ うになった。斜度も部分的にはちょっときつめのところが距離は短いが出てくる。そこが過ぎると少し緩 やかになって、というのが繰り返される。
ただ本当に車幅が狭い。で一方通行でもないので対向車が来たら、まあどちらかが完全に後ろに下がるし かないって感じ。

お、スリップ止め
お、きつくなったきたかな~?
 登っていると少し広めの道も出てくる。写真じゃ分からないがここも斜度は8%位かな。途中で看板が でてきた。道路の幅が1.8mしかないところがあるらしい。なのでロングボディーの車は通れないという ことだ。普通の車でも道幅が2mないところって通るのは勇気いるかなと思った。どんな道かワクワクして 来た。またスリップ止めの箇所に入る。道の斜度が分かるかなと思い写真を撮ってみた。といっても中々 正確に撮るのは難しいかな。

注意看板
この位の斜度?


 途中で止まって写真を撮りながら走っているので足にそれ程負担が来る感じではない。自転車を押して登 らなくてはならないところはない。そういう意味で「皆がいうものすごい斜度の坂ってどこで出てくるのかな」 と楽しみであった。写真のところが、それまで登ってきた道の中では一番斜度がきついのではないかと思った ところ。自転車を漕ぎ出そうとしてペダルをまわしたら、枯葉の上で、ズリッと空回りした。ただ何とか乗って は走れた。斜度は明神峠の坂と同じか若干ゆるい位かなという感覚。

ここまで登ってきました。結構景色は綺麗。
 やっと暗峠の終盤近くまで来た。大変な坂であることには違いはなかった。ただ登れないほどではなかった。 「もしかして別のルートがあったのかな。」とこの時点では思った。大阪からのルートの存在は知っていたが、 何故かここで大阪側からのルートの方に激坂があるという考えは頭にはなかった。なぜかなあ~。歳か~。。。? トンネルを越えたら暗峠。トンネル前で記念撮影。トンネルは短いが傾斜はまあまああった。トンネルの壁に 落書きがあったのがいただけなかった。
 遂に暗峠に到着!!う~ん結果的にいうとトンネルを抜けた後10mもない登りがあるのだが、そこが一番きつかった かな?特に本当最後の3m位は!もしかしてここのことを言ってたのかな?とも思いつつも、峠についたら達成感で いっぱいになった。道幅は1.8mってことはないが写真にもあるとおり広くはない。しかも道路が石畳になっている。 走りづらいが情緒があった。

直前の登り!ここが一番きつかったかな?
石畳の道。奈良方面から撮った写真。石畳が情緒ある~。
大阪方面から撮った写真。右奥に見えるのが峠の茶屋。
 峠の茶屋「すえひろ」に入った。中ではお店の方とそのご近所の方かな、話をしていた。お客さんは誰もいなかった。 お店の中もあったが家の庭にも木のテーブルがあったので、そこに座った。冷たいものが食べたく、かき氷を注文した。 いやー、このカキ氷の氷がきめ細かく美味しかったのなんのって・・・・。まあ暑い中疲れていたというのはあるが、 本当美味しかった~。後は下って帰るだけなので、ゆっくり味わって食べさせてもらった。

お庭のテーブル。いい雰囲気。
 かき氷を食べていると、お店のおばちゃんが「良かったら書いていってね。」と言ってノートを渡してくれた。見る とチャリダー専用ノート。自転車でここに来た人が皆コメントを書いていってた。こういうのがあると嬉しいなあと思い 私も遠慮なく書いた。読むと何度も来ている方や、はじめての挑戦とか色々書かれていた。 関東から来ている人もいた。ノートは何冊かあって年数がふられていた。「結構前からサイクリングノートあるんですね。」 といったら「もっと古いノートもありますよ。」って指差した方には多量のノートがあった。 宝物だ。よく観るとお店の壁とかにサイン色紙が何枚も飾られていた。あまり自転車の選手とか知 らないがサインするくらいだから有名な人も多いのだろう。

サイクリングノート。前日にも一人来ていた。
棚の古いサイクリングノート(横に積まれているもの)。
 ノートを書いていると、バイクに乗った人が来た。するとおばちゃんが「バイクの 方はこちらね。良かったら書いてください。」といってバイクノートを渡していた。そっかバイクの方々の中でも有名 な峠なんだと思った。バイクの方は大阪方面からきたとか。「ここから生駒山頂に行こうと思ったらどうすればいいんですかね~。」等と話を していた。
 店を出発する前に店のおばさんに記念写真を撮ってもらった。お礼を言ったあと結局大阪方面へは全く行かずに、何の ためらいもなくそのまま来た道を帰っていった。途中チャリで登ってくるに2人ほどあった。家に帰ってから、大阪からの道が「激坂」だったんだ ~と知った。今度実家に来たときに大阪側からチャレンジしようと思った。

日本の道「百選」にも入っている道

Bluecat MainRoad Bike Touring Report1 MainRoad Bike Touring Report2 MainMTB Touring Report Main

当ホームページはInternetExplorerを基にして制作されています。このホームページに掲載のイラスト・写真・文章の無断転載を禁じます。
(C) Copyright 2008 bluecat All rights reserved