#026 (3/3)
■日時: 2013/9/23
■場所:  西船橋~大涌谷~仙石原~箱根神社
■走行距離: 178km ■TRIP TIME:14時間53分
■走行ルート: 自宅から国道1号を走って箱根まで。そこから大涌谷まで登り、仙石原に行く。
その後、県道75号で芦ノ湖へ。湖畔を走り箱根神社に行く。その後元箱根を
通り旧道を下り、箱根湯本で1号線に合流。二宮駅まで走りそこから輪行で帰る。


 仙石原のススキを見終わったら今日のメインは大体終わりだった。この次は芦ノ湖の湖畔の九頭龍神社や箱根神社にむ かうのだが、行きに下った道をまた登らなくてはならないというのが、ちょっと凹んだ。もう登りは大涌谷で終わりと思 っていたからだ。仕方なく登っていったがやはり足が辛かった。幸いそれ程走ることなく、大涌谷から降りてきた地点に 着いた。もちろん大涌谷には行かないので真っ直ぐ進んだ。するとまた下り。それ程長い下りではなかった。降りたところ が丁度「桃源台」のロープウェイ乗り場であった。
 ここからちょっと進んだところで芦ノ湖に出た。
 芦ノ湖の湖畔を旧箱根に向かって走る。湖畔なのでフラットかと思いきやここもアップダウンがあった。何でだ~?と 思いつつも走っていく。行きに確認してきた地図だと湖畔に九頭竜神社、白竜神社が順にあるはずだったが、九頭龍神社の 位置についても九頭龍神社への入り口が見当たらなかった。「もしかして船でないといけないのか?」と思って走っている と白竜神社のところまで来てしまった。まあじゃあ白龍神社だけでも観ていこうと思った。すると案内板の先に小さい小屋 があってそこを通らないと中に入れなくなっていた。で、入るのに500円。何で神社行くのに500円払わなくてはならないの? と思ったが、「箱根九頭龍の森」となっており、ここから九頭龍神社へもいけるようであった。

湖畔の一般道。結構アップダウンがあった。

 「箱根九頭龍の森」に入るとまあ確かにキャンプとかできるんだろうか。そう思われるエリアもあった。直ぐ近くに九頭龍 神社があった。白い鳥居で小さい神社だった。神社というより祠か。湖畔にもでることができた。時刻も16時だったので、人は 殆どいなかった。自転車できた方角に道があった。歩きやすい道だった。九頭龍神社のホームページや御参りに行った方の ホームページを事前に見ていたので、湖から九頭龍神社にきてここを通って白龍神社に行き、そして箱根神社に向かうコース なんだと思った。

箱根九頭龍の森の道。歩いていると気持ちよかった。

 九頭龍神社についた。小さい神社だ。ここが神事があるときは人でいっぱいになるらしい。色々ご利益があるとホームページ に載っていた。この神社の御祭神は「九頭龍明神」とあった。奈良時代にこの地域を荒らしていた九頭龍を萬巻上人が調伏し、 龍神として祭ったのが起源とのこと。神社自体は非常に綺麗なものであった。多分何度か建て直しとかもあったかもしれない。 暫くそこで写真を撮ったりして休憩した。


 九頭龍神社、白龍神社を出発し、箱根神社へ向った。箱根神社は直ぐだった。まあ普段でも歩いていける範囲だから当然か。 箱根神社は境内も広く周りの木々も高くて結構驚いた。参拝客も多く、ツアーで来ている外国人等もいた。箱根神社の中にも 九頭龍神社があった。ここは新宮と呼ばれ、湖畔のものは本宮と呼ばれる。日本全国に九頭龍という名前のつく神社は多いが 九頭龍神社といえばこの箱根のものを指すらしい。箱根神社はニニギノミコト、コノハナサクヤヒメ、ホオリノミコトを祭神と している。ニニギノミコトは天孫で、その天孫と結婚下のがコノハナサクヤヒメ、その子供がホオリニミコト。ホオリノミコト は山幸彦として知られる。

境内の入り口。まわりの木々も大きい
 境内の中をゆっくり歩いていると、九頭龍神社があった。新宮の方だがこちらの方が境内も広いし御参りしやすいかな。 9匹の龍の口から水がでているところがあった。説明を読むと「龍神水」と書かれて境内から出ている湧き水とのこと。 飲めば一切の不浄を清めてくれるとのことだった。有名らしくペットボトルに入れて持ってかえることもできるらしい。

龍神水

 箱根神社を出た後は、箱根旧道に向う。下りが始まる直前に出てくるのが「お玉ヶ池」。地図で最初見たとき、何かお玉という人の 不幸に関係する池かなと思った。というのは崖や池やそういうところで人の名前がつくところはあまりハッピーな歴史がないような場所 が多いという印象だったからだ。ネットで調べると、図星。江戸時代にお玉という少女が奉公先から逃げる時に関所手形を持っておらず 箱根の関所を通れなかったので別の道でいこうとした所、捕まり処刑された。その際この池でお玉の首を洗ったという言い伝えからこの名前 が着いたそうだ。心霊スポットとも言われているとか。確かに周りに何もない。夜に来たら確かに気味が悪いが、まあどこも池 といえばそんなもんだろうと思った。

お玉ヶ池

 お玉ヶ池を出発しすると、そこからは箱根旧道を下っていく。最初ここを逆に登ろうかとも思ったが、下っていると凄いキツそうに思えた。 七曲りと呼ばれるカーブもあった。本当は12回カーブしているのだが、数が多いということを七を使って表すという意味で七曲りといわれ てるそうだ。下っていると甘酒茶屋があった。赤穂浪士の時代からの茶屋で、旅人達がよく休んでいたとのこと。お酒が飲めない僕にはあまり 縁がないかなと思った。

七曲りのカーブ

 ついに箱根湯本駅に合流。時刻は17時22分。ふと駅を見るとロマンスカーが止まっていたので自転車と一緒に写真に収めた。 お腹もかなり減っていたが、箱根のお店を見たいと思い幾らかお店に入ってプラプラした。娘達に「黒たまごちゃん、黒たまごさん、黒たまご くん」のストラップを買った。帰りはそのまま走って帰ろうかとも思ったが確実に、夜中になるし明日の仕事を考えると辛いと思い、牛丼を食べて から帰ろうと思い1号線を東京方面に向って走り出した。いざとなるとすき屋とか吉野家がないものである。結局「二宮駅」近くまで行って、松屋 に入って牛丼を食べたあと二宮駅から輪行で帰宅した。坂を結構登ったツーリングで疲れたが、観たいものは見れて良かった。

黒たまごちゃん、黒たまごさん、黒たまごくん