#009 (3/3)
■日時: 2015/8/22
■場所: 大弛峠・昇仙峡
■走行距離: 112.6km ■TRIP TIME:11時間
■走行ルート: 塩山駅まで輪行。県道219号を通って大弛峠に向かう。その後金峰山荘の分岐点まで
戻り、焼山峠へ。その後能泉湖を通り昇仙峡へ。その後甲府駅に行き、塩山駅まで走
りゴール。


 途中「焼山峠」についた。ここも一応チェックはしていた。ただこれと言って何もない峠だった。ただいくつかここから道が分かれている。昇仙峡方面へ登っていく。

焼山峠の周り(写真右側から登ってきた)
焼山峠の周り(写真左側の道へ行くと別方角)
焼山峠の周り(進行方向の登り)

 登りが終わるところに乙女高原があった。看板に「花暦」と書かれていたが、季節的に全く外れているらしく、花など全く咲いていなかった。駐車場にも車は ない。まあ寂しい感じではあったが時期的に仕方ないんだと思った。

乙女高原(何もなかったです~)
乙女高原の駐車場。1台もないです~。

 そこから下りがまた始まった。走っていると岩がむき出しになった山を発見(写真下)。昇仙峡は少しまだ遠いはず。ただこのあたりの地形の特色なのかもしれない。 こんな岩場を登る人とかもいるんだろうかなどと思いながら降りて行った。


 木賊峠(とくさとうげ)に行く分岐点に到着した。ここで本当は木賊峠に行く予定だった。しかし時刻は15持。峠までは登りで9kmほどだった。

行くかどうか迷った。しかしこの後体力的に1時間も登り続けられないと判断し下ることにした。昇仙峡方面に下る道があったのでそれに従っていくことにした。 自分のナビには登録していないルートであるがまあ仕方ない。基本的に道は1本だし迷うことはない。

岩場がむき出しの山々1
岩場がむき出しの山々2

 そのうち、トンネルがあり超えたところに、川の合流点が見えた。ついさっきまで川のすぐ横を走っていたと思っていたのにいつの間にか、かなり高い位置に来ていた。 この下が「板敷渓谷」である。

しかし当日はそんなこと知らなかった。ただ下をのぞくと広大な敷地があり「ここも素晴らしいとこだなあ」と感心した。 ここにもう一つの目玉「大滝」があるとは知らなかった。ちゃんと調べていけば良かった~。残念!

川の合流点


 更にその先に湖が見えた。能泉湖だ。割と立派な橋があったので記念撮影。橋は荒川大橋。湖の大きさは先ほどの乙女湖と同じ位か。この湖を超えると当初のルートの合流 するのが分かった。

能泉湖

 ついに昇仙峡に到着!丁度16時だった。幸いまだ雨は降っていない。

 まずは喉が渇いたのでロープウェイの入り口の近くにある自販機で飲み物を購入。ほっと一息。もう一安心って感じだ。後はゆっくり昇仙峡を見ながら下っていくだけである。 近くに「福仙人の福ちゃんでーす」って書いたフクロウの像があった。ゆるきゃらか~?と思い記念撮影。

昇仙峡に到着~。やっと飲み物を飲める~
福仙人の福ちゃん

 天候も悪く平日で16時であったが観光客はいた。いろんなお店があった。昼間来たら賑わっていただろうなあと思った。ホウトウのお店もあった。食べたことが なかったので食べたい気もしたが、まずは肝心の風景を見ようと思った。


 普通は登っていくのだが、僕は逆に降りていくルートだ。最初に見たのが、「仙娥滝」だ。マイナスイオン大放出ってところか。綺麗な滝で素晴らしかった。 しばらくぼーっと観ていた。近くで結構ごっついカメラを持った人がいろんなアングルで撮影していた。他には何人かすれ違う程度だったので道は歩きやすかった。

 いろんな岩があるので観ていて飽きない。次に見たのが「石門」。見たというより通ったという感じか。 ここも自然にできたんだなあと思うと驚きだ。そして「覚円峰」。曇っていたのでそれほど綺麗には見えなかったが、どうしてこんな風な崖ができるんだろうと 思ってしまう。

色々な岩の間を流れる富士川
石門
覚円峰(ピンボケなのが残念)
特徴のある山々

またこんな崖の途中にも木々があるので、岩肌がよけいに目立つ。岩肌も土が流れ落ちたり水が流れ落ちたりするところは色が変わっていて、 何色かに分かれて彩られているのがいい。また崖の岩が細かく縦に亀裂が入ったものもあった。川の岩もそれぞれ違いがある。やっぱ来てよかったと思った。

 その後も川に沿ってずっと自転車を押して歩いていった。途中から車道となり自転車に乗ることができたが、もしかしてここまで自転車も持って入っては いけなかったのかもしれない。まあもう通ってしまった後どうしようもないが。


 昇仙峡の途中だったかに水晶のお店があった。これがまた庭が水晶だらけだった。 凄い綺麗なものもある。庭にゴロゴロ落ちている(置いてある)のも商品とのこと。大きいのなんかそれなりに高いんだろうなあと思いつつもこんな置き方 だと持っていかれないんだろうかと不思議だった。

 さて昇仙峡もすべて観た。後は甲府駅に行き、そこから塩山駅まで荷物を取りに行くだけ。

しかしここで出発時のミスに気付いた。

甲府駅から塩山駅まで20km弱あった。何となく近くだったなあと思っていただけに実際見ると20kmといえばそれなりの距離。普通なら小一時間かかる。 お尻も腰も痛くちょっとキツイなあと思ったが輪行バックはロッカーの中。まあゆっくり帰ろうかと思ってライトを取り出そうとサドルバッグの中を見るとライトがない。 どうやらロッカーの中のリュックに入れっぱなしだったようだった。

 天候も悪く雨も降り始めた。雨が本降りになる前に塩山駅に行くしかない。しかも遅くなるとライトがないので危ない。 てなわけでダッシュで塩山駅に向かった。甲府駅を出たのが丁度18時。塩山駅に着いたのが19時過ぎだった。 周りはもう真っ暗だったが、幸い車の通りが多いところだったので、ライト無しでも何とか走れた。

 今回は距離的には100km位だったのだが、最初の30kmの坂が効いた。お尻も痛かったので、泊まるのは止めにして帰宅することにした。翌日のイベントは残念 だったがまた機会があったときに来ようと思った。
 なにはともあれ目的の峠まで無事走れて良かった。