
鴨川シーワルドの前も通った。久々だなと思いここでも写真を撮った。
やっとSP2の鴨川長狭中学前のセブンイレブンに到着。飴とブラックサンダー、おにぎりを買って食べた。SP1で食べたのでそれ程お腹は減っていなかった。
まだ何人もいた。制限時刻の2時間前だった。予定だとマザー牧場を登る前のSPにつくのは20時位かと思っていた。
眠る前にマザー牧場を越えたいと思っていた。なのですぐに出発。飴は眠気覚ましのミント系の飴を買った。
SP2で休憩する参加者
一旦SP2で内陸側に入ってその後最後海岸線にでる。千倉辺りでは本当足が疲れていた。平坦な道だというのに20km位しか出せていない。やはり後ろから抜かれていく。
これはかなりつらかった。
またそれ以上にお尻が本当に痛くなってきた。お尻を左右にずらしたりしながら走っていたが結構厳しかった。唯一良かったのはやはり、ステムを短くしたことか。
首の痛さとかはあまりなかった。それでも前傾姿勢は辛いので時々腰を伸ばして走った。腰をある程度のばせて走れるのは良かった。

道の駅があったのでそこで一旦止まって記念写真を撮った。(写真左)
そのうち更に左腕の肘が痛くなってきた。こちらも最近筋トレで懸垂をするようになってから痛みがひどくなってきたのだ。
ネットで調べるとどうも、野球ひじとかテニスひじとかに言われるものに症状としては似ている。
しかし野球もテニスもしない自分が懸垂位でこうなるのは情けないと思ったが、まさかロングライドで気になるまで痛くなるとは思っていなかった。
もちろんハンドルを握れないということはない。多分同じ姿勢(肘を曲げた状態で時々力が加わる)でいるのがまずかったのかと思い、時々右腕のみで走っていった。
左を観るとすぐ海だ。フラワーラインに入っていた。野島崎灯台を通った(写真下)。丁度150km時点だ。以前ランニングクラブで走ったところだ。ということは館山から約30km。あと2時間弱でSP3か。と思った。
走っているとなんか後ろタイヤががたつき始めた。
もしかして!と思うとやはりパンクだった。特にパンとかいう音を聴いていなかったのでチューブの劣化かと思った。
仕方なく脇にとまった。長距離ライドでのパンクは実は初めてだ。
ボンベを初めて使うことになった。以前MTBのツーリング仲間のmeesuさんにもらったボンベだ。専用のアダプタを初めて取り出して説明を読んだ。
まあ一度位はやっておいたほうが良いだろうと思っていたが幸いいままで使うことはなかった。

ボンベを差し込み新しいチューブを取り付けバルブを開く。しかし何も起こらない。「あれ?オカシイな」と思い、説明書を読み直していた。
すると何人かが止まって「大丈夫ですか?」と言ってくれたので、「パンクなので、大丈夫ですよ」と言った。何人も抜かれたがまあ気にしない。
どうもボンベが完全に入り切っていないと思った。
で、力ずくで更にねじ込むといきなり「ボシュッ」という音とともにボンベやバルブの表面が冷たくなり霜がついた形になった。
「やった!」と思った。タイヤはパンパンだ。でバルブをチューブから抜こうと思ったら、今度はバルブがチューブから抜けない。
下手に抜くと空気まで抜けないか心配だったが、力入れて抜いたら抜けた。しかしチューブの先のネジのところが割れていた。幸い空気は抜けずに締めることはできた。
念のため、タイヤに突起物が刺さっていないか確認。特に刺さっていないかった。やはりチューブの劣化か。
気を取り直し再度出発。時間的に15分位休憩した形になったので、走りはじめは少し元気だった。
走っていると抜かれた人に追いついた。ただそれも暫く走っているとまた足が疲れてきた。
ようやく、SP3に到着。17時前だった。太ももも張っているし、左腕も痛い。幸い眠気はなかった。走っている時に少しうとうとしながら走ったので幾らか覚めたのかもしれない。
ここで晩ご飯を取ろうとコンビニで牛丼を食べた。回りを観ると流石に少なかった。やばい、もう殆ど最後だ。SP1で抜いた女性の方も先に着いていた。この人と同じ位にゴールすることになるかな
何て考えながら食べていた。
さて出発だ。回りは真っ暗ではなかったがもう日は落ちているのでライトをつけて走る。
とコンビニからそれ程いかないところで、後ろの方で「ブスっ」っていう音が聞こえた。
気のせいかと思ったのだが、念のため止まって後ろタイヤを触ると空気が抜けている。「マジか!またパンクか!」完全に絶望的になった。もうボンベも替えチューブもない。

こうなったらチューブの穴の位置を探して、テープで張っていくしかない。そういうことをやって走ったということは聞いていたが、本当に大丈夫か分からなかったがやるしかない。
水もないので空気を入れて一旦膨らませて、目か肌で空気穴を探すしかない。
チューブを取り出し空気を携帯ポンプで入れる。が、空気が入らない。なぜだ?幾らやっても入らない。少し位ふくらみそうなのだが膨らまない。携帯ポンプにはちゃんと差し込んでいる。
もしかしてさっきのチューブのネジが壊れたところが影響しているのか?分からなかったが空気が入らないことにはどうしようもない。
ここでリタイヤすることとした。
何度か空気をいれようとしていると目の前に軽トラックが止まった。中からおじさんが出てきて「あら、パンクかえ?」と尋ねられた。
「ハイ、ただどうもチューブか空気入れがいかれているみたいで、ちょっと治せないのでこれから押して最寄りの駅に行こうと思っていたんですわ」と言ったら、
「最寄りは館山駅だが少し距離もあるし、そっちに元々行く予定だから載せて行ってやるよ。」と言ってくれた。これは非常にありがたかった。
「すいません、ありがとうございます!」と言って自転車を後ろに積んで館山駅まで運んでもらった。(写真上;館山駅の階段で)
道中ブルべや、自転車はタイヤを外せば電車に載せることなど話してた。
館山の駅に着いたらどっと脱力感にあふれた。悔しかったが反面ほっとした気持ちでもあった。あのまま走っていてもマザー牧場を何とか越えても時間に間に合うかどうか自信はなかったからだ。
足の状態もそうだったし、何といってもお尻が本当に痛かったからだ。やはり暫くロングライドしていなかったためだ。
主催者に連絡してDNFとなった。結果は182.5km。

振り返ると先週のフルマラソンの疲れが残っていたかと思ったが、フルマラソン後は走ってはいない。やはり太ももの筋肉が長時間のランや自転車に耐えれないのが原因だ。
筋トレ含め再度鍛えなおしかと思った。ただ筋トレすると10kmでも途中で足が疲れてくるのも経験している。まだ今後のプランが見えない状態だ。
フレームが折れてしまい、応急措置したサングラス。でもダメでした~。
さて後日パンクの原因を調べた。するとタイヤに小さく尖った石が刺さっていた。「こいつか~」と思った。
次に問題の空気の入らなかったチューブ。ポンプが壊れたのかと思ったが家の別のチューブで確かめるとちゃんと空気は入った。
だとすると当日自分のやり方がまずかったのかと思い再度同じチューブで挑戦した。しかし携帯ポンプに完全に入らない。
これはチューブのバルブの先のネジが割れていることが原因だった。
こんなこともあるんだなと改めて思った。