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■日時: 2021/8/7
■場所: 西船橋~関宿城ツーリング
■走行距離: 110.5km ■TRIP TIME:9時間
■走行ルート: 西船橋駅から、県道9号(船橋松戸線)から、県道51号(市川柏線)、県道5号(松戸野田線)で櫻木神社へ。その後江戸川河川敷を通り
関宿城へ。帰りは利根川沿いを少し走って、野田市立二川小学校のところで元の道に合流。その後行きと同じルートで帰宅。


ロードバイク自体に乗らないようになってから久しい。ホームページも放置状態だった。ランニングばかりであったが、久々に また乗りたくなりツーリングに行こうと思った。まあこの計画を実行するまでが大変だった。ルートラボもなくなりそもそもルート登録方法から考えなければ ならなくなった。

またやっと登録したルートを今度GPSに登録したが、プレースマークを設定することができず結局、立ち寄る場所のスタート時点からの距離をメモって行くしかなくなった。

まあスマホがあるので何とかなるといえばなるが、、、、。この辺りのトラブルはブログに記載した。

さて今回の目的は、櫻木神社であった。ここは名前通り桜が有名だそうで一度行ってみたいと思っていた神社だった。
まあ本来なら桜の季節に行ければ一番良かったが兎に角仕事が忙しかった。
最近になってちょっと落ち着いたので、久々にツーリングに行けることになったのだ。

朝6時20分に出発。実は天気予報では、昼から台風が接近により雨の予定だった。
なので正直行くかどうか迷ったところだったが、朝早起きして出発すれば何とか昼までには櫻木神社も見て、関宿城まで行ける計算になったので強行した。

今回は新しく購入したサドルをつけてのライド。
サドルが合わないとまずいが、乗った感じは問題ない。まあ長距離乗らないとわからないが。。。

市川大野駅までは、距離はそれほどはないが、地味に急な登りや下りが多い。体力が落ちているせいかいつも通りならアウターのギアのまま登れると思われるところが若干軽くしないと 登れなかった。うーん、この調子だと先が思いやられる。。。


途中「浄光寺」というお寺があった。しかし幼稚園の入り口もある。
何か変わっているなと思い入ったらお寺と幼稚園がつながっていた。同じ敷地内にあった。
まあ子供からすればお寺とは何なのかいつも目にすることでよく分かるだろうなあって思った。ベンチにはスヌーピーらが座っていた。

入口近くに市川七福神という中で毘沙門天が飾られていた。市川も各お寺で七福神をまつっているんだと思った。
このお寺は日蓮宗だった。やはり千葉は日蓮宗が多いなと思った。

毘沙門天の像
スヌーピーとチャーリーが座ってます。

天気は良好。これが崩れるのかって思った位だ。

しばらく走っていると21世紀の森が見えてきた。ここは知っているがまだ中に入ったことはない。結構色々楽しめるところはあるのかなっていう印象。


途中大きな橋があった。そこから21世紀の森を眺めることができた。
バーベキューとかもできるそうだが、この時期はコロナということもあり、空いているのだろうか、逆に混んでいるのかな。 時間がまだ早かったの人影はあまり見られなかった。

流山市と野田市の境目の橋を超えて走っていくと結構周りは開けていて田んぼや畑などが観られた。
空をふとみるといろんな雲が出ている感じだ。ただまだ雨には降られていないが、進行方向の先はかなり雨雲が出ていた。
もう向こうは降り始めているのかな、と不安な気持ちが大きくなってきた。

怪しい雲がいっぱい!
もう先の方では降っているんじゃないか

途中、道路が濡れているところに来た。
あ、もうここ雨が降ったんだと思った。まだ濡れているのでついさっき降ったのだろうなという感じだ。しかも水溜まりもできていてかなり降ったことがわかる。

結構濡れてましたね~


頭上は日が差しているので、通り雨って感じかと思った。
で少し走ったら道路が全く濡れていないところに出た。それほど走ってはいない。本当に局所的に降ったんだと思った。

手持ちのメモを観てみる。32km地点に櫻木神社あった。
「そろそろかな」と思ったらビンゴ。「おー、割と正確だったな~」ってことで櫻木神社の入口で記念撮影。

朝一番ってことで人は私だけだった。
境内に入って目についたのは、絵馬。「あーこれか~」確かにサクラの形。もちろん普通の絵馬もある。
ちょっとみると心なしか女性のものが多いような気がした。

手水舎も桜を形どったもの。中々おしゃれっていうか凝っているなって思った。

桜の形の絵馬が特徴的ですね
手水舎も桜形でーす。

本殿を観ると鰹木が7本、千木は外削ぎ。外削ぎで、鰹木が奇数ということでは一般的には「男性神」になるのだが、櫻木神社という位なのでてっきり「女性神」かと思った。


印象的には「天宇受売命(あめのうずめのみこと)」かなって思ったりした。
しかし実際は「伊邪那美命」「伊邪那岐命」「宇迦之御魂神」「建御雷神」だった。日本書紀の同神を祀っている。

境内の様子

古事記と日本書紀では、かなり記載の違いがある。「宇迦御霊神」は古事記では「須佐之男命」の子供だが、日本書紀では「伊邪那美命」と「伊邪那岐命」の間の子である。

櫻木神社のホームページを観ると「伊邪那美命」「伊邪那岐命」は国生みの神、男女良縁の神として。
「宇迦之御魂神」は日本書紀の方の「倉稲魂命」と記載し、穀物の神だけど、この神様がこの櫻木神社の名前の由来であるとのこと。

詳しくは当神社のホームページへ。「建御雷神」は言わずとしれた軍神の神。
「宇迦之御魂神」は女性神。元々はこの「宇迦之御魂神」を祀ったのが始まりということだそうだ。

平安時代からとのことなのでかなり古い由緒ある神社。

「厄玉」ってのがあった。厄を玉に吹き込み、それを隣に祀られている「割石」にぶつけるというもの。へ~、色々あるんだって思った。

厄玉。分からんではないけど、壊しちゃうってのはなあ~

次に驚いたのがトイレ。これまで入った神社の中で一番綺麗なトイレだと思った。


それもそのはず、トイレの神様が祀られているからだ。
ちっちゃい可愛い神社だ。「川屋(厠)神社」とあった。祀られている神様は「弥都波能売神(みづはのめのかみ)」と、「波邇夜須毘古神 (はにやすびこのかみ)」だ。

「伊邪那美命」は、火の神「火之迦具土神(ひのかぐつちのかみ)」を産んだ時に、女陰をやけどしそれが元で死んでしまう。この2柱の神様は、その時苦しみ嘔吐したりして出来た神々の中の一柱だ。

「弥都波能売神(みづはのめのかみ)」は、「伊邪那美命」の尿から、「波邇夜須毘古神 (はにやすびこのかみ)」は糞から生まれた神。
それぞれ「水の神」「土の神」として祀られるのだが、本当は尿と糞というところから正に厠の神なのである。

僕は実は古事記のこの辺りの話が凄く好き。特にこの「伊邪那美命」「伊邪那岐命」は国生みの神、男女神として、凄く人間に近い神様で愛憎をもち、最後は悲劇だが神様でもこんななんだよなって親しみがわくのだ。

後で入ってきた女性が手をあわせていた。この2神を祀った神社って初めて見た。