#012(2/2)
■日時: 2021/9/4
■場所: 暗峠(大阪ルート)
■走行距離: 14.8km ■TRIP TIME:3時間
■走行ルート: 車で枚岡駅まで。枚岡駅高架下から暗峠へ。奈良ルートで国道168号線まで下り、
富雄駅を通り学園前駅実家へ。


さて少し斜度が緩くなってきた。緩くなってきたといいつつも普通の斜度ではない。ここまで来ると斜度の感覚がマヒしてくる。
何となく周りが開けた場所に出た!おおもうすぐじゃないか~?

と思ったがまだ続く登り。ふと右手に何やら小屋のようなものが見えた。後で知ったがここが「弘法の水」がある「笠塔婆」と言われるところだった。
中に入ると石仏等があった。昔はここの湧き水が飲めていたようだが、現在は飲めないようだ。汚染されているのだろうか?

少し斜度がゆるくなった~
笠塔婆の内部。石仏が幾らかあった

その後周りが開けてきた。おお!こんどこそもうすぐゴールか!と思い記念撮影。そうやっと頂上に着いたって感じだ!

それにしても凄い坂だった。

周りが開けてきた~(≧▽≦)
いよいよラスト!
暗峠の説明案内

で、記憶に残っている石畳の道が出てきて民家が見え始めた。で・・・やった~ゴール!


この天気で雨に降られなかったのは本当奇跡だと思った。自転車を降り歩いて、峠の茶屋に入ろうと思いきや・・・

「あれ?閉まっている・・・」

「えっ?何で何で?」と店の周りを歩いても開いていない、当たり前か。
すると向いの家の方が用事で外に出てこられたので、「すいません、峠の茶屋さんって今日休みなんですか?」 と聞くと「ん?ああ、〇〇さん、今日こんな天気やし客こえへんと思って店あけてへんのやわ。」

マジか!そりゃないぜ!折角チャリだーが一杯記録を書いているあのノートに俺も書きたかったのにー!

と言っても始まらない。仕方なく自撮りして、一休み。

店閉まっているし~!!(T_T)
お店の壁に貼ってある暗峠の豆知識
とりあえず自撮り~

するとさっきのおじさんが、「下のお店やったらあいとるよ」と言ってくれた。
下の店ってのは、奈良側のルートをちょっと降りたところのようだ。

以前来た時そんな店あったかな?
しかし自転車で汗だくの状態で入っていいか一瞬迷ってた。そしたらお店の人が「どうぞ~。自転車はあっちの方に止めてもらえばいいですよ」と言ってくれたので入ることにした。


綺麗なカフェで、おしゃれな感じだった。
食事はまだ腹は減っていなかったし、何といっても喉も乾いたし汗もかいていたし、ここは迷わず「かき氷」だ! そういえば、前に来た時もかき氷食ったなって思った。

柑橘系のかき氷を頼むと、美味しい!!山盛りで、氷がふわふわしていて最高に旨かった!

お店の内装。おしゃれなカフェでした!
かき氷旨かった!

しかし、コロナということもあり、窓をあけサーキュレータを回していた。その風が体にあたって汗により体が冷えてきた。
気温はそれほど高くはない。
かき氷は美味しかったが、外に出たら少し寒い位だった。

ここで重要なミスに気付いた。ウィンドブレーカ―を持っていなかったのである。
真夏でも自転車で山登る時は必ずウィンブレは持っていった。 絶対登りで汗をかき、それが下りの際に冷えて風邪をひくからである。

失敗した。しかも気温は低い。奈良ルートから帰る予定であったが下り始めると案の定汗が冷えて寒い。
これはヤバい、と思いつつも休憩なんかしてると余計風邪ひく。 これは気合入れていくしかないと思い、兎に角最初体を動かして少しウォームアップさせてから下り始めた。

道幅の広い奈良側の道
晴れていたら綺麗な風景なんでしょう!

すると雨が降ってきた。マジか~最悪と思いつつもまあ仕方ない。


途中、ちょっとした脇道があった。
そこに入ると「石造阿弥陀如来立像」というものがあった。

案内板には、来迎印を結んだ像全体を薄肉彫で表したうえで面部等を彫っていると記載があった。
薄肉彫とは模様や形を比較的薄く板面に浮き上がらせて彫る方法。 高低差の少ない中で、文様や形を表現するので、高度な技術が必要とのことだ。

石造阿弥陀如来立像

ぱっと見は風化している部分もありはっきり見えない部分もあったが、元々は綺麗に彫られていたのかと思った。

ここを最後に下っていくと晴れていたら見晴らしがいいところなんだろうなって感じの場所が幾らかあった。

最後は雨にやられたが、幸い風邪もひくことなく帰ることができた。
激坂以外に色々見どころのある峠だと思った。またいつかきたいなと思った。