No.5 バーテープ交換/補助ブレーキ除去

 知人からもらったGAINT OCR3。バーテープが破れていたのでこれを交換するのだが、補助ブ
レーキをどうしようか迷った。ついていてもまあライトとかナビをつけ辛い位で、フラット部
分を握ってのんびり走っていると補助ブレーキは非常に便利だ。しかしやはりあそこにブレー
キがあるのが個人的にはカッコ的に嫌なのだ。というわけで補助ブレーキ除去に挑戦!
No 写真 説明
#001 古いバーテープの取り外し

基本的に左右どちらからでもいいですが、巻き方とかや中心からのテープの位置を確認するため片方ずつやった方 が良いかと思います(写真とっとけばそれでもいいですが)。私はとりあえず右から。中央のGIANTのマークのシール をとるとそこからテープを外すことができることがわかりました。
 GIANTのテープは貼り直しできるので捨てずにとっておきます。取り外していくとシフターがついているところはテ ープの巻き方がちょっと工夫して巻かれています。覚えていればいいですが、自信がなければビデオ等で撮っておいて 新しいのを巻くときの参考にしたら良いかと思います。
#002 補助ブレーキの取り外し

 テープを全て取り外すと補助ブレーキ、及びアウターがむき出しになります。②の写真で白いコードがアウター です。写真にはありませんがハンドルとテープで止められていました。古いテープを外した後は、バーに糊が残って いたのでシンナー等で除去します。
 今回はワイヤーは交換はしません。ワイヤーの先についているキャップを外し、ブレーキのねじを緩めワイヤー アウターと、補助ブレーキを取り外します。ワイヤーはシフターに入ったままにしアウターを引っ張ればアウター が取れます。
#003 新しいバーテープとブレーキアウター

 新しいバーテープとブレーキアウターです。バーテープは握り安いクッション性のあるものだと最低でも1000円以上 はするかと思いますが、クッション性のないものだと安いです。まあ今回は初めてってこともあるし安いものを購入。 操作性で影響はでるかもね。アウターもそんな高いものではない無難なものを選択しました。安物はブレーキをかけた 時に影響がでるなどありますが、まあ利かないという訳ではないだろうってことでよしとしました。
#004 アウターの長さ調整

 アウターの長さは元つけていたものと同じ長さにすれば問題ありません。が、OCR3は補助ブレーキがついていたせい か若干長いように思えたのでもう一台のBianchの長さを参考にしました。アウターを切るのは専用工具の「ケーブル カッター」(写真②)が簡単に切れ便利です。ただきり方がヘタクソだったのか断面の穴が塞がっていました(写真③)。 アウターは一番内側に樹脂製のライナー、その上に鋼をらせん状に巻かせ一番外側を外装チューブで覆っています。 穴をふさいだのは、樹脂性のライナー(青い部分)。キリで塞いだライナーを除き、口の鋼をやすりで磨いて完成。 写真①は取り外した補助ブレーキです。
#005 ワイヤーを通す前の準備

 ワイヤーをアウターに通す前にシリコンスプレーを使ってワイヤーがよく通るようにします。自転車のメンテナンス 雑誌を読むとよく専用のオイル等が記載されていますが、やはり高いです。では代わりに何がいいかというと、これま たネットでぐぐると色々な意見がでてきます。しかし知り合いの人や大方の意見からではシリコンスプレーがいいので はないかということです。シリコンオイル系の潤滑油でゴムやプラスティックを痛めないとのことです。
 やり方としては写真の様に断面から噴出し、反対側にシリコンオイルがでれば良いかと思います。
#006 新しいアウターの取り付け

 オイルを通したアウターに元々あったワイヤーを通します。アウターをブレーキレバーを押し込みますので、ブレーキ レバーを引きブレーキワイヤーの頭(タイコ)押し出されていないか確認します(写真②)。タイコがしっかり奥まで入 っていることを確認します。アウターはハンドルに沿ってテープで固定させます。アウターの先にケーブルキャップを 取り付けブレーキのワイヤー受けに通します。
#007 キャリパーブレーキの仕組み

 キャリパーブレーキは「アームA」「アームB」「アームC(写真上隠れてます)」 から構成されています。ワイヤーを固定していない状態(写真①)だとそれぞれバネの力で矢印の方向に動き結果的にブレーキ とリムの間が広がります。距離αも広がります。ブレーキを利くようにするためには写真②のとおり ブレーキシューを両側から押さえ、ワイヤーを固定し、外に開かないようにする必要があります。またワイヤーが伸びる と(距離αが伸びると)ブレーキシューとリムの間も広がり、ブレーキの遊びが多くなります。 その場合、ある程度ならアジャスターを緩めることで、距離αが縮め遊びを減らすことができます。
#008 ブレーキワイヤーと固定

 アジャスターを一番締めた状態、クイックリリースも閉じた状態にしておきます。 ワイヤー固定前、ブレーキは開いた状態になっているので、手でブレーキシューを両サイドから押さえ込みシューと リムの間を確認しながらワイヤーを固定します。ワイヤーも新品にした場合は、初期伸びをださせるため 何度かブレーキを引いてみます。すると若干ワイヤーが伸びますので、再度固定しなおします。新品の場合 これをやっておかないと、走っている最中にブレーキの遊びが多くなったりします。今回はワイヤーは変えていません ので初期伸び取りはしませんでした。
#009 バーテープを巻きます!

 さていよいよバーテープを巻きます。ハンドルの端から巻いていきます。開始位置はハンドルの内側から下に垂らし 矢印の方向に巻いて行きます。ハンドルを握った際の力の入れる方向です。最後にエンド キャップを取り付ける際にはみ出したテープをバーの中に巻きこんでその上から押し込むので、余分目に外に出してお きます。僕の場合もう少し出しておいても良かったかなと思いました。
 バーテープは中央のシールを全部はがしてから付けてもいいし、私の様に剥がしながら巻いていってもいいです。全部 剥がしてからだとシール部分にごみがついたりするといやだったので私は剥がしながら巻いていきました。
#010 エンドキャップの取り付け/テープで固定

 バーテープは約1/3位重ねて巻いていきます。最後は、バーテープを斜めにカットし端を購入したときについている シールで固定します。ハンドルの端にエンドキャップをはめ込み完成です。はめ込む際はハンマー等で叩いて確実に中に 押し込みます。
 再度ブレーキの引きを確認し問題なければ、ブレーキの先にワイヤーキャップを取り付けます。
#011 左も同様に作業を実施

 ハンドルの右側が終わったあとは、左側であす。基本的に作業内容は右側と全く同じです。ブレーキが前か後ろかの 違いはあるもののアジャスターの調整等、ブレーキワイヤーの取り付け方は全く同じです。写真はアウターを取り付けた ところです。
#012 完成!

 遂に完成。やはり補助ブレーキがないとすっきりします。バーテープの青は思っていたよりも濃い青だったのがちょっと 残念。白のほうが良かったかな。ただ白だと汚れ目立つからなあ・・・。まあ飽きたらまた変えてもいいかもしれない。
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