体も温まったところで、再度出発。外にでてリーフデの写真を撮ったのだが、ここで気付いた。風車の向きが違うような気がした。 「いや、しかしそんなことないか。」と思いつつ、家に帰って前回の写真を見ると確かに向きが違っていた。はじめてこの風車 の向きが季節によって変わるということを知った。冷静に考えればかぜの向きなんて季節によって変わるのだから風車が年中 機能しようとすると当然、その風向きに応じて羽を変える必要があるのだが。実際変わっているところを観てちょっと驚いた。

風車リーフデの向きの違い

前に来た時には気付かなかったが、リーフデの近くにポプラと思われる高い木があった。葉っぱはついていなかったが枝だけでも 揃って生えており綺麗だった。
ここからIKさんが少しペースダウン。「ここは道はまっすぐだから先に行っていいよ。」ということだったが、自分達も足に疲れ はきていたので、無理のない範囲で走り始めた。リーフデから八千代道の駅までは結構距離がある。約10km位。この間が長いんだなあと思った。

同じような風景が続くが、途中で黄色と青の高い建物が見え始めた。「あ、もうすぐだ。」とOBさんが言った。 この成田LSDも以前は船橋方面から成田方面に向かうというルートを とっていたとのこと。その時は八千代道の駅は、この高い建物が目印になていたらしい。確かに黄色、青色に目立つ。 この建物は家に帰ってからGoogleMapで調べたのだが、米本浄水場の建物だった。

八千代道の駅に到着

八千代道の駅に着いたのは、12時20分。前よりも速い。気温は5度。やはり立ち止まると風が冷たい。IKさんと離れてしまったので 3人で建物に入って待つことにした。「まさか先に行っちゃわないよね~。」等と話していたら程なく窓の外にIKさんの姿が観れ 無事合流。IKさんが、「今日は足の調子があまりよくないなあ。」と言ってたが、そりゃ先週に20kmのハーフマラソンに出て いれば疲れも残っているだろうと思った。SKさんも同じ大会に出ていたそうで、やはり前より少し足が痛いと言っていた。 まあ2人ともよくやるなあと思った。

ここで距離は30km弱。僕のほうはどうかというと足はやはり痛くなってきてはいるものの、断続的な痛みで走れないというこ とはなかった。少なくとも前のときよりは調子がいい。この分ならいけるかな~と思った。

八千代道の駅からのコースは少し複雑になってくる。田園風景の中の道をあまり標識等もないところで曲がったりするので覚えづらい。 ここもOBさんが道を知っていたので、OBさん先頭に走っていった。35km超えたあたりやはり膝の横が痛くなってきた。 やはりこれが限界かなと思ったが、試しにスピード上げてみるかと思いちょっとスピードを上げた。すると足の痛みが少し和らいだ。 理由は分からないが兎に角痛みがスッと消えたので嬉しくなり、自分だけスピードを上げて先で3人を待つといった走りを暫く繰り返した。

最後のコンビニの休憩場所に到着。前回と同じコンビニだが、駐車場にちっちゃな祠があった。何が祭っている のかなと思ったが何も書かれていなかった。

いよいよLSDも後半である。走っている途中「嗚呼海軍七勇士殉難之趾碑」という案内版があった。 その案内板の指す方に何やら石碑のようなものが見えた。近くまで行く脚力もなさげなのでとりあえず写真のみ撮った。

嗚呼海軍七勇士殉難之趾碑

家に帰ってから調べると、太平洋戦争中の昭和17年11月27日にこの近くを第702海軍航空隊所属一式陸上攻撃機が訓練飛行していた ところ落雷等に遭い、墜落。搭乗していた7名の兵隊が亡くなったとのこと。石碑はこの7人を祭っているとのことであった。

最後の休憩場所は「佐久間アイスクリーム工房」。前に来た時は一面コスモス畑だったが、見事に何もなかった。まあ仕方ないかあ。 ここまで広い場所を何にも使っていないのも勿体ないなあという気がした。

「佐久間アイスクリーム工房」の次は最後の「船橋市運動公園」。ついたのが14時50分。ここでも以前綺麗だったイチョウも綺麗に散って枝のみ。ここでとりあ えずゴールって感じになった。距離的には40km強。僕の足はやはり痛みが増していたが、走る速度や走り方を変えることで、若干痛みが抑えられるのを 感じたので、この後「法典の湯」までの間もちょっと走ったりして痛みがどうなるか試していた。

やっと念願の法典の湯に到着。早速温泉に浸かり疲れをとる。この瞬間が最高に気持ちいい!! そして温泉からあがった後の夕食とビール。普段飲めないビールもこの時は本当においしいと思った。 (案の定家に帰ったら酔ってバタンキューであったが・・・)

飲んでいる時に、来週開催される女子駅伝の話になり、それに向けての明日の練習の話がでた。 OBさんも、SKさんも女子駅伝にエントリーしているので出場されるが、流石に明日の練習は休むだろうと思い、 「いや~、明日はゆっくり休みますよね~。」といったら「えー出るよ~。」とのこと。 「マジっすか?」とびっくり。私は当然休む予定だった。多分でても走れないだろうし。

で翌日。まさか出ないだろうと思って朝行ったら、3人共「昨日はお疲れ~。」と、疲れてないだろう!と思うくらい 皆さん元気そうだった。いやいや凄い人達である。

IKさん、今回も企画ありがとうございました!