■ゴール後のアイス、弁当!

ゴールの場所では、選手らが休んでいた。
係員の方がサーティワンのアイスを配っていた。いやーこれは嬉しい!しかもドロドロかと思いきや硬い!美味しかった。

自分のゴールシーンはもちろん写真では取れないけど、このゴールの周りの様子は写真を撮らないとと思い、置いてあったトラバッグを見たが、BIKE分がなかった。
よく考えたらBIKEの方にスマホをいれていたのだ。写真が撮れない。残念だった。皆の安堵した様子や楽しい様子を写真に撮りたかったがとれなかった。

このゴールの場所は、集合したプールとは少し距離が離れたところにある。BIKEはゴール場所にあるので個々にバイクとRUNとSWIMのトラバックを持ってプールに戻る。 プールの観客席に全員集合し、そこで結果発表をするとのことだった。また弁当が用意されているとのことだった。なんと嬉しいこと!

ただ写真も撮れない中では、このゴールエリに長居しても意味ないなと思い、プールに戻って着替え、弁当を食べることにした。

プールの観客席には、係の人がBIKEのトランジションバッグと共にお弁当とお茶、それから参加賞を配っていた。

参加賞は、「KONA AME」というものだ。「なんだこりゃ?」と思ってスマホで検索すると、色々書いてあったが、「多糖で、グルコースと同じ位吸収されるのが速い。 運動直後に摂取すると、筋グリコーゲンの素早い回復に効果がある。」というものだ。そんなものの存在すら知らなかった。
これはいいものをくれた!今度試してみよう。

■表彰式

弁当はとてもおいしかった。腹が減っていたので余計そう感じた。選手たちも集まってきて、予定時刻になったので、表彰式が始まった。
最初に、この大会を取り仕切っていた男性の方が挨拶した。最初スイムの時にも挨拶した方だ。

「今回は、〇〇〇さんも参加してくださいました。」と紹介されたのが、若いプロのトライアスリートだった。
「今回は、途中道を間違えてしまったようですね。2年ぶりの参加で、コースを忘れちゃったのかもしれないですね。それでもタイムは素晴らしいタイムでした。」と言われ、タイムを発表。
周りから「おおーっ。」というどよめきと拍手が起こった。

自分も拍手したが、引っかかった。「何、この大会、道覚えていないとダメなの?金をとって開催して参加してもらう以上、コースなんか選手が間違えない様にするのが主催者側の義務じゃないのか?」と思った。

ただプロのアスリートの方は軽く流し、皆に色々トライアスロンの話をされていた。流石心が広いと思った。

 すると突然、その男性が「〇〇番の方います?」と言われた。

自分の番号が呼ばれたのでびっくりした。何か忘れものをしたのか?と思い「はい。」と手を挙げると。 「今日はコースの件すいませんでした。」と言われた。ムッと来た直後に急に謝られたので、なんか恥ずかしい思いだった。

ちゃんと番号まで覚えてくれていて、面と向かって謝りもしてくれたんだと思い、「いえ、こちらこそ。」と小さな声で会釈した。 番号まで言ってもらわなくてもいいのにと思ったくらいだ。

 ところがその直後「まあ、コース案内をもうちょっとしっかり読んでおれば大丈夫だったと思いますが。」と言われた。

ここで「えっ?」と思った。
普通、選手に余程おかしいことがない限り、大会で道に迷う、戸惑うような事態を引き起こしてはならないのではないか。 少なくとも参加費をとっている以上選手が安心して競技に参加できるようにするのが当然なのでは・・・(もちろんブルべの様な例外もあるが)。  しかも自分だけではない。プロのアスリートも間違った。同じ場所なのか、BIKEなのかRUNなのかは知らないが。

 謝罪されたが、それまでの言動から「こんな単純なコース間違う方がおかしい。ちゃんと実施要領読め。」というのが本心なのではないか。

確かにコースは簡単だ。またこれまでも同じコースだったのだろう。一度走れば確かに覚えられる可能性のあるコースだ。 しかし初めて参加する人にとっては、幾ら簡単でも走ったことない場所、しかも街中となると、仮に地図を覚えたって不安だ。
 コースの配置員や案内表示等を頼る人は、自分だけではないと思った。

   せっかくいい大会だとずっと思っていたのにここで一気に冷めてしまった。
逆にこんなことで凹んだり怒りを覚えたりするのも年食ったせいかとも思った。
 手作り感満載だし、安いし、ちゃんとボランティアの人も頑張っているのがよくわかる大会だ。今回たまたま不備があったが、ちゃんとその後不備を補っている。 様々なところで凄くいい大会だと思っていた。それだけにこの主催者の発言には本当に残念だった。  確かにコースの配置員なんかに依存せずコースをしっかり事前に把握しておくというのは必要だとは思う。 そこが欠けていた自分にも非はあるなと思ったが、やはり納得いかないものがあった。

 各自順番に順位を発表され、結果を紙で渡された。大会には最高齢78歳の方もいた。凄いなと思った。

■結果

 自分の成績は、自転車はやはり自分が目標にしていた時間を超えていた。まああのアップダウンだと仕方ないかなとも思ったりした。
ただ、トランジションバッグに入れるものを間違ったり、時計を忘れたり、反省点は多かった。

 大会終わって近くの選手と少し話をした。トライアスロンを10年近くされている方だった。ただその方も「ここのコースはキツイ方ですよ。」と言われた。 なるほどなと思った。

 いい大会ではあるが、来年参加するかどうかは迷うところ。
来年参加したらもう間違いはしないだろう。楽しく参加はできるだろう。 しかしこの大会の主催者側は20年の記念すべき大会に水を差されたという感じで、自分が参加しようとしてもあまりいい気分ではないだろうな。
まあどうするかは来年の自分のコンディションとも相談だろうな。

結果
スイム(1.5km)バイク(42km)ラン
タイム  34分20秒1時間48分07秒50分30秒
累計  34分20秒2時間22分27秒3時間12分57秒