■BIKEのスタート!

ところがここでアクシデント。チェーンが外れた。「何でこんな時に!」って焦るほどチェーンが戻らない。

そうこうしているうちに、BIKEバッグにウィダーを入れておいたのにそれを飲むのを忘れた。やば、体もつかなと心配になったがどうしようもない。
スタート地点まで自転車を押して走る。係りの人がどうぞ、といってくれてスタートだ。
(写真がスタート時点。ここを右折すると下り坂。写真は大会終了後車でコースを走って撮影)

最初はいきなり下り。ここでは制限速度40km/sを越えては行けない。前の人を抜いてもいけない。
下りきったところで一時停止だ。ここも係の人がいた。係員の配置図通りだ。これだけの人確保するの大変だろうなと思った。

下り切ったところを左折。暫くは割と平坦。若干少し登っているかなという感覚であった。しかし問題はない。

まず最初の信号。ここで引っかかった。これは仕方ないが、時間が勿体ない。係の人もちゃんとチェックしている。再度スタート。

去年の潮来トライアスロンでは27~30km/sで走っていた。後のランニングに足の疲れをためないためだ。今回もその位で走ろうと思っていた。 後ろからカッコいいトライウェアを着た方が抜いていった。脹脛を見ると自転車やっているぜって感じの脹脛だ。やはり勝てんよなあって思った。

再び左折の所へ、ここは一時停止。必ず片足のビンディングを外し足を地面につける。 これを係員の方が目視チェックし、「オッケー、頑張って」といって再スタート。

徹底しているなって感心した。大会始まる前に、注意事項として「所定の位置では、必ず一時停止し、ビンディングペダルを外して足をつけて下さい。」と言われていたが、 場所間違えたらどうしようとか、ちょっと内心不安だったが、ここまで係員が徹底していると安心だ。

そして暫く走ると坂が見えてきた。元々登りがあるのはコースレイアウトから知っていたが、実際走らないと感覚が分からない。 実際上ってみると一番きついところでもフロントギアはアウター、リアギアは一番軽くしなくてもいい位だった。何とかいけるかな。という感じがした。 しかし、スピードは当然でない。こりゃ前回よりタイムは確実に落ちるなと思った。

登りの最高点では、すでにレースを終えたショートのレース参加者と思われる人が応援してくれていた。これは嬉しかった。

登り切ったところで今度は緩やかな下り。ここで割と細い道に入る。公園?の横の道って感じだ。周りは木々があり日陰になっていい。ただ車は通る。
この道に入る直前でも信号で足止め。ここで抜かれたカッコいいトライウェアの方に追いついた。当たり前だがやっぱ正規の時間にはならないよなって思った。

公園横の割と細めの道だが、緩やかなアップダウンがあった。ここはスピードを出せた。
抜かれもしないし抜きもしない。そして再び大きな道路に出た。ここを下っていくとスタート地点に戻った。これで6km。
これを6周周り、最後は半周ほど回る。

登りがある分、下りでスピードを出して時間を短縮させないとと思った。

2,3周と回っている内に今回は抜ける人もいれば、抜かれた人もいた。前回は殆ど抜かれっぱなしではあったが。
登り初めで追いつき、登っている途中で抜き、下りでまた抜かれるという感じだった。
何回か抜いたり、抜かれたりした人がいた。しかし最後は振り切った。まあこの振り切ったのも信号のおかげかもしれない。なので何とも言えない。

登りは、腕を思いっきり使った。ここでもやはり腕の引き上げの分足が少し楽になるのが感じられ、やはり上半身を鍛えていたのは正解だったと思った。 最後の周回時に、坂を上り切ったところで、腕にマグネット式の腕章を取り付けられた。これでラストという意味だ。なるほど分かりやすい。

■RUNのスタート!

無事トランジションエリアに到着。自転車は係の人にそのまま渡した。これをアイアンマンレース方式というらしい。

普通のトライアスロンは自分で自転車をかけに行くのだが、人に渡せばそれでいいという方式だ。

トランジションバックから靴とキャップを取り出し履き替え、スタート。
走り出した瞬間、やっぱ前のトライアスロン時より疲れがあるなあって感じだった。 持ちこたえるかなというのが気になったが、スタート地点で水をもらい走り始めた。

すぐに係員の人がいて「はい、左でーす。」と案内してくれた。確かにまっすぐ行けば自転車と同じコース。
ランはここで曲がり自転車のコースをショートカットする形のコースだった。曲がるとわりと急な下りだ。大きくカーブでしている。あ、こんな感じの道なんだと思った。
で少し降りたところで、係員の方がいた。会釈して更に下る。

ここで悲劇が。

下って行ったが係員配置図に載っていた係員がいない。「ん?トイレかな」と一瞬思った。更に下るも係員なんていない。コースの案内表示もない。

前にも後ろにも走っている人はいない。「あれ?コース間違えたか?いつの間にか変なコースに入ってたか。」と思った。
ただマップ上も単にまっすぐの道だった記憶がある。しかし細かいところでは、一か所分岐の道もあったようなことを思い出した。

「もしかしてそっちだったか。」と思い、「何で間違った!」と自分を責めながら来た道を引き返し始めた。登りなので凹んだ。 すると前方から3人ほどランナーが下りてきた。
「こちらであっているのですか?」と聞くと「多分ここを降りたところが自転車コースとぶつかることろだと思いますよ。」と言われた。
「マジか!」と思いすぐ急ぎで下った。するとT字路が見えてきて係員が見えた。引き返さずもう少し降りておれば発見できた距離だった。

自分と同じような人がいるとまずいと思い、係員に「何でコースの係員がいないんですか?道間違ったと思って戻ってしまいましたよ!」と走りながら言った。
自分でもあまり気分よくなかったが自分と同じ様な人がいるとまずいと思った。気分害したもののこんなことで凹んでられない。
幸い太ももとかは硬くなっていない。マイペースで走っていこうと思った。

しかし自分より前には誰も走っていない。
そんなに遅れてしまったかと思いながら走っていた。コースには係員がいるし、自転車のコースと同じなのでそれ以上迷うことも間違うこともなかった。
いよいよ登り。やはり堪える。腕を振ってその勢いで登って行った。やっと1周終わり。

そこでさっきとは反対の腕にマグネット式の腕章をつけられた。後一周!

一周目迷った場所に来ると、ちゃんと係員がいた。「あ、ちゃんと対応してくれたんだ。」と思い嬉しくなった。
幸いペースは落ちなかった。すると前の方に5人ほど走っているのが見えた。「追いつくぞ。確実に彼らよりは速く走れているんだ。」と思うと嬉しくなった。

坂道近くのところで最初の一人を抜き、最終的に坂が終わるところでは5人抜くことができた。
後は下り。抜いた人に追いつかれないようにと思ったが、信号に引っかかった(写真の信号)。
待っているうちに一人に追いつかれてしまった。仕方ない。しかしその後は、残り僅か。自分でも力振り絞って走った。

無事抜かれることなくゴールイン!!最後は笑顔でゴールインできた!!