#005 (4/4)

■日時: 2008/7/6
■場所: 後山林道~三条ノ湯~サオラ峠~天平尾根
■走行距離: 約20km
■走行ルート: 奥多摩駅から国道411号で御祭バス停まで。そこから後山林道に入り三条の湯
まで。その後サオラ峠を通り天平尾根を通って新川バス停へ。奥多摩駅に戻る。



 一応標識と記念撮影。この後天平尾根を進み始めたのだが、直後からポツポツと雨が降ってきた。そして 大雨という最悪の事態になった。まあ雨だけなら良かったがその内雷が鳴り出した。これには青ざめた。あ まり雷についての知識はなかったが、少なくとも高い木のそばにはよらないことぐらいは知っている。しか し周りは高い木しかない。風景など楽しむ余裕はなく速攻で山を降りることとした。


 天平尾根は見通しが良く足場も良いとあったので期待したが、確かに見通しが良いが、道が分かりにくい ところが多々あった。出発してから数分たたない内に「どこが道だ?」と分からなくなることがあった。写 真はまだ道が分かるところ。


 さらに少し下ったところ。この後あたりからかなり大雨になってきた。雷はガンガンなり「これは本当にま ずい。」と思い、雨がやむまで待とうかとも思ったが、止みそうにはない。その内かなり道が細くなり下りが 急になって来た。道幅の狭く「本当に道はあっているのか?」と不安になった。この間3度下りの途中谷側に 向けて転倒した。幸い草も多く岩場ではなかったため、足腰は打ったが走れない状態ではなかった。しかし状 況は最悪だった。まさに踏んだり蹴ったり。
 雷は相変わらずだが待っていてもダメだと思い只管下った。親川バス停の標識を発見できた時は本当に嬉し かった。この間は当然写真等撮っている余裕など全くなかった。


 親川バス停に着いた。ふとスピードメータを見ると表示が止まっている。雨でやられたか、と思ったが舗装 道路にでて初めて気づいた。後ろタイヤがゆがんでいた。自転車を漕ぐとブレーキが掛かってしまいタイヤが 土砂降りの道路の上を滑ってしまうのだ。奥多摩まではまだ距離がある。大体行きで1時間強かかったのだ。 下りが多いとは言えこれまた最悪。止むを得ず後ろブレーキは外し走行した。何か変な感じだがタイヤは回っ てる。途中、のどが非常に渇いていることに気づいた。あまりの状況でのどが渇いていたのも忘れるくらいだ った。自販機で飲み物を買っていると同じくロードに乗った方が5名程雨の中を走っていった。軽く会釈した。 彼らも大変そうだった。
 私ものどを潤した後、即雨の中を突っ走って行った。と後輪の様子がおかしい・・・。パンクであった。( 写真は自宅で撮ったもの)


 「こんな時に限って!」と悪態をついたが仕方ない。車輪を触ると熱かった。どうやらスポークにも擦れて 走っていたようだ。しかしパンクの時には雨は大分小降りになっていた。何とかパンクを直して走り出したが またもやパンク。というより複数穴が開いていたようだった。パッチのシールももうない。考えれば随分準備 不足であった。どうにもならない。タイヤは元々破損しているのだからこのまま奥多摩駅まで突っ走る しかないと思いガタガタ言わせながら雨の中を走行していた。すると後ろの方から「大丈夫ですか?乗って行 きませんか。」と車の乗った男の方が声をかけてくれた。本当に有難かった。自分の車も自分自身も泥等も泥 等でびしょびしょで申し訳ないと思ったがそんなこと言ってられなかった。「お願いできますか。」と言って 乗らせて頂いた。走っていて分かったがまだ奥多摩駅は先だった。駅についてお礼をいい「せめて飲み物だけ でもお礼に!」と思って買おうとした時はもうその方はいなかった。どなたか分からないが本当にありがとう ございました。


 無事家に着き、あらためて自分の自転車、そして自分自身を見たが自分自身は腰と右足を転倒した時打った のか痛かった。しかし他は擦り傷で済んだ。思えば非常に幸運だった。逆に自転車は先ほど述べた様に後ろの 車輪がゆがんで使いものにならなくなった。また前のアウターギアがゆがんでいることにも気づいた(上の写 真)。これにはびっくりした。もちろん3回程転倒した時のいずれかの時にゆがんだのだろうが、かなりの力が 加わったのだろうなあと思った。また転送のためかどうか分からないが前輪も回転が悪くなっていた。
 と言うわけで、非常に危険で反省点の多いツーリングになった。これは今後の教訓としておきたい。以下に 雷に関する知識の載ったサイトを紹介する。

雷に関する知識(あおば屋提供)

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