あまり長居すると後が辛いので出発。観音様と写真とろうと思ったが、でかすぎるので、遠方から記念撮影。帰り坂を下って いると何人かの参拝者とすれ違った。またランニングされている方もいた。登りだが距離的にも手頃でいいかもしれない。 ゴールには観音様がいるということだしいいかも。

　東京湾観音から佐貫町駅を通り、鹿野山方面に向かう途中、大きな樽がおかれているお店があった。その店に 近づくと少し醤油煎餅の臭いが。見ると「宮醤油」のお店であった。千葉県は醤油生産日本一。私はキッコーマン やヤマサ、ヒゲタ位しか知らないが昔はもっといっぱい醤油蔵があったらしい。その中のひとつが宮醤油だそうだ。 建物自体も時代を感じさせる。

　佐貫町駅を過ぎてからは緩やかなのぼりになっていた。で写真のここから実際にマザー牧場まで登りが始まる。それ程 急な坂ではないが、朝早かったこと、先ほど東京観音でも登ったこともあり、眠気が出てきた。ふらふら登っていると後 ろからロードバイクで登ってくる人が２人程抜いていった。ここのコースもヒルクライムの練習にはいいのかもしれない。

　坂道を登りきったところはT字路になっており左が鹿野山に行く道だ。そこを右折し、少し下るとマザー牧場が見えてきた。 時間も丁度開園時刻を回った辺りの１０時半。先に着いたと思われるロードバイクの方の姿は見えなかった。折角きたのだ から一応写真を撮る。ナビによるとまさにこの写真の道路から園内に通じる道があるようになっているのだが、そんな道は ない。その道から林道に入るのだがどこにそんな道があるのかと暫く探した。

　 　道は、マザー牧場の入り口の反対側にある駐車場の脇から下に降りる道がそれであり、林道に通じている道だった。 降りたところに「林道　鹿野山線」の起点を示す看板があったので記念撮影。ここからが林道の始まりだ。ただ道は舗装さ れている。この林道自体はダートではなさそうだった。ただやはり林道だけにそれ程手入れは行き届いてはおらず、道には 葉っぱや木の枝がゴロゴロしていた。

　少し進んだところでトンネルが出てきた。素掘りではない。なので目的のトンネルではないが何となく独特の雰囲気をかも し出している。夜は怖くて通れないだろう。最も夜中に林道を走ること自体個人的には怖くてできないが。トンネルをくぐった 後、後ろからバイクが３台程私を追い越していった。彼らもこの先の高宕林道を目的にきたのだろうか。

　鹿野山林道は、基本的に下りである。道幅はそれ程広くはないが、写真にもあるとおり舗装されて走りやすい林道であった。 のんびり下って、小さい橋を渡った瞬間、異様な臭いがした。完全に腐った物の臭いで強烈だ。そのまま通りすぎようと思ったが 「まさか人じゃないだろうな」と思い、自転車を降り橋の周りを見た。道路から２メートル下の地面に１ｍ強だと思うがイノシシ の死骸らしきものがあった。首がなかったので何とも言えないが、かなり大きいので驚いた。体にはまだ体毛があったがハエがか なりたかっており酷い臭いだった。まあ人でなくて良かった。そんなこんなで３０分ほどでおりきった。時刻は１１時。

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