#028 (2/2)
■日時: 2015/5/2
■場所: 西船橋~彩の国ふれあい牧場~二本木峠~定峰峠~白石峠
■走行距離: 174.3km ■TRIP TIME:11時間18分
■走行ルート: 西船橋から荒川を登り国道17号を大宮方面に向って走る。県道2号、国道16、254号
及び県道11号へと進む。途中県道361号に入り、彩の国ふれあい牧場、及び二本木峠
へ。次に県道62、11号を通り定峰峠へいく。帰りは川越まで行って輪行して帰る。


走っているの目の前に新緑の中に赤が混じっているのが分かった。「え?紅葉じゃないよな。」と思い走っていくと二本木峠に到着。 埼玉の峠というのは、登って下り始まる場所というわけではなく、幾つか道が合流しているところが多い。二本木峠もそういう場所だった。

二本木峠で、記念写真!やっと目的1つ達成!
綺麗なツツジの群生その1
綺麗なツツジの群生その2

さて赤いのは何かなと見るとツツジだった。隣の案内版を見ると二本木峠はツツジの名所とのことだった。知らなかった。 偶然発見できて嬉しかったが、もっと何で事前にルートを調べたりしていたときにそれが発見できなかったんだろうと思った。

自分のツーリングでは結構その場所に行って、近くに素晴らしいところがあることを発見したり、その場所の歴史を知ることが多い。 もっと事前に調べ方が上手ければまだまだ近場にもいい場所はあるんだろうなと思った。

それにしてもツツジは見事だった。強烈な新緑の中に映えるピンクって感じで非常に綺麗だった。ハイキングをしている方も何人かいた。 自転車と写真を撮ったりしてそこでも暫く時間を過ごした。

二本木峠の観光案内
ツツジと、まいチャリ


案内版を読んでいるとこの二本木峠の先に「釜伏峠」という峠があった。二本木峠から更に登るというよりは下るほうだ。二本木峠を過ぎると 少しツツジの中を少し登りその後下っていく。二本木峠を出て20分ほどで釜山神社に着いた。GPSでいうとこのあたりが釜伏峠のはずなのだが、 そういった標識はなかった。ここに神社があるなんて知らなかった。折角なのでお参りすることとした。

釜山神社入口

神社に着くと「海四輝威神」と書かれていた。「んー、何て読むんだ?」サッパリ分からなかったが周りに神社関係の方はいないので聞くこと はできなかった。漢字からすると、4つの海を支配する輝き偉大な神って感じか。4つの海って?太平洋、大西洋などか・・・。と思いつつ境内 を見回すと案内版があった。

日本名水百選と記載されていた。説明では、この近くに水が湧き出ているところがあり、霊水としてあがめられて いるとのこと。その昔ヤマトタケルが東方遠征でここに立ち寄った際に喉が渇いて刀を岩に突き刺したところそこから水が吹き出た。ヤマトタケル はあまりの冷たさに一杯しか飲めなかったらしい。そのため別名「一杯水」と呼ばれているらしい。

なるほどと思いつつその場所はどこかと思ったが近くではないらしい。なので先を急ぐことにした。ここからは下り。それ程面白いという風景 はなかった。

失敗したのは次の定峰峠への登りは後どの位かというのをメモしていなかった。 距離的に言えばそれ程でもないなと思ったが、かなり長く感じられた。また定峰峠への坂道の距離や斜度もあまり気にしていなかった。 なので最初の二本木峠みたいな登りだったらどうしようかと思ったのだが、割と緩やかな坂だった。

定峰峠までの緩やかな登り


坂道を上がっていると何と目の前に斜面から何か駆け下りてきたと思ったら猿だった。「お~ここにもいるんだ。」個人的にはツーリングで猿や イノシシを見かけるのは自分では多いと思う。今回は猿がガードレールの所に座ってこっちをジッと観てるので、ゆっくりカメラを取り出し写真 を撮った。成功!初めてまともに猿がとれた。

人懐っこいわけないよなと思い、自転車から降り少し近づくとガードレールの下をくぐって斜面を降りていった。するとその横で別の猿も慌てた ように更に斜面を降りていった。「2匹いたんだ。家族か。」と思ったら今度は自分の後ろから小さめの猿が凄い勢いで駆け下りてきて、斜面を 降りていった。先の2匹が親猿で、あとで追いかけていったのが子供の猿なんだと思った。子供の猿からすればハラハラもんだったんだろう。悪い ことをしたかなと思った。

さて定峰峠までの坂だが、緩やかなためか車が多い。確か定峰峠というのは車の漫画で出てくる峠で有名らしい。そのためオート バイや車も結構スピードを出して登ってくるので結構怖かった。更に距離が長い。「まだ峠に着かないのかあ。」とかなりブルーになっていた。 実際家に帰ってから距離を見ると11kmだった。緩やかな坂でも距離が長いとそれなりに堪える。


やっと定峰峠の峠の茶屋が見えてきた。「やったあ。ゴールだ。」とホッとした。時刻は15時45分だった。峠の茶屋にはアイスクリーム等も売って おりかなり欲しくなったがやはり高い。まあ後は下りだから降りてから食べようと思った。自分の他大勢いたが全てオートバイの人達だった。

峠からの風景も悪くはないが、目の前に高い木があったりでそれほど視界が開けているわけではなかった。峠の茶屋で何か食べようかとも思ったが 一人で食べてもなあ、と思い先を急ぐこととした。

定峰峠からの風景

ところがここからもまだ登りだった。実はもう一つ峠がありそこを越えるルートをひいていた。「あっちゃ~マジか~。」と思いつつも、それ程 酷いのぼりが続くわけでもなく程なく白石峠に到着。そういえばこの峠は以前来たことのある峠だった。「なんだここだったのか」と思いつつも 記念写真を撮り、今度こそ下っていった。下りの途中ふと見上げるとまた、桜?が残っているところがあった。やはり周りの景色を楽しみながら 下っていくのは楽しい。

白石峠に到着!
記念撮影!(自撮り棒が欲しいところ!)
桜かな?花の名前はさっぱりわかりません。。。

下っている途中ふと、このあたりで確かパラグライダーやってなかったかな、と思い出した。するとパラグライダーの乗り場が見えた。また今日も 飛んでいるかなと思い立ち寄った。10人ぐらいの方がいた。ただ空には飛んでいる様子はない。聞いてみると風の状況を見ているとのことだった。 確かに少し風があった。飛び出すところを観たかったが時間がかかりそうなのでその場を後にした。


更に行くと「ミリタリージーンズ トム&ラブ」と書いたコンテナが見えた。「あ~ここか~」と思った。マネキンが立っていたのだが(多分トムとラブ) 結構夜通るとびっくりするんじゃないかなと思っていたところだった(以前通った時の記事はこちら。)。 しかしこの日見たところトムとラブはいなかった。ふと見ると地面に倒れていた。さながら戦いに敗れた兵士ってところか・・・・

倒れたトム

快適な下りで降りきったところに観光案内所のような建物を発見。形が面白かったので記念撮影。その後やはり定峰峠で欲しくなったアイスを食べ 様とコンビ二へ。「ガリガリ君マンゴー味」を買った。ガリガリ君など普段は食べない。しかしこの時はアイスクリームよりアイスキャンデーの 方が欲しかった。マンゴー味の美味しかったこと!この疲れて喉が渇いたときに食べるアイスって最高に美味しい!

アイスを食べた後は川越までのんびり走る。川越駅に着いた時にはもう真っ暗だった。今回もここから輪行で帰ることにした。久々のロングツー リングは大変だったが、まだ走れるなと思いほっとした。