-No.1 フロントサスペンション交換-

 使っていたサスペンションがへたってしまい、交換したくなりました。しかしマウンテンバイクそのものが
かなり古いモデル。最近のサスペンションを取り付けられるか、ヘッドパーツは合うものがあるか、そもそも
新しいMTBを買った方が安いのではないか?等不安・疑問要素しかない状態。しかし他の方のカスタマイズのホ
ームページを観ている内に「やってみたい!」という欲望に駆られ、超ど素人にも関わらず自転車で一番重要な
部位であるサス、ヘッドパーツの交換という危険な作業にトライしました!


<ご注意>
 ここに記載しているサスペンションの交換作業については、私が勝手に実施しているものでその作業内容等を保障 するものではありません。サスペンションの交換作業については基本的にはショップ等にお願いして実施して頂くの が良いと思います。自分で実施する場合は自己責任でお願い致します。

■自分のMTBのサスは交換する必要はあるのか?メンテはできないか?

 まずは、ここから入りました。店には「ROCKSHOK」やら「MANITOU」やら色んなサスペンションがあります。しかし どれもこれも「高い」。店舗で売っているサス着きの自転車に匹敵する値段です。まあこれは性能やつくり等から来 ている違いであることは承知の上でしたが、それでも今の私の自転車に3,4万するサスはちょっと勿体ない気がし ました。

では、今付いている「TANGE」のサスをメンテナンスして復活させれないか?ということです。

これも色々調べました。結果は「部品がなくてメンテナンスができない」というものです。
 私のサスは、本では「普及板のサス」という表現でした。メンテナンスフリーのものです。元々はこのMTBには付いて いなかったものですが、もう14,5年以上も前に自転車屋で購入しつけてもらったものです。
このサスの中はエラストマーという樹脂がバネの役目を持っています。樹脂なので縮み、伸びるわけですが経年劣化 は避けられず、経年劣化すると完全に固まるということらしいです。丁度私のサスの中がこのような状態と思われます。 このエラストマーさえ新しいのに変えれば、引き続き今のサスが使えるのですが、このサスに合うエラストマーを売っ ている場所や、サイトは見つけられませんでした。あるサイトにエラストマーをやめバイクのスプリングをかわりに使 用するといった荒業でサスを復旧させたという方もいらっしゃったようですが、そこまでの技術力は私にはありません。 結局サスを変えることになりました。

■自分のMTBに最近のサスは取り付けできるのか?

 まずステムには、「アヘッドステム」と「ノーマルステム」があります。(他にもあるかもしれませんは詳しいことは 分かりません。)
これにあわせサスペンションもつくりが異なります。(アヘッドステムの場合はネジきりは不要。ノーマルステムの場合 はネジきりが必要。)
 「アヘッドステム」は現在のMTBの主流です。ヘッドチューブから飛び出したステアリングコラムをステムにより締め 付ける方式です。これならほぼ間違いなく現在のサスペンションなら取り付けられます。 「ノーマルステム」は現在、ママチャリやATB等で採用されています。ステムを引き上げることにより底に付いているウ スがズレステアリングコラムに突っ張って固定されるという方式です。昔(丁度私が購入した頃)はMTBでも使われてい ました。最近のMTBにはあまり見られないようです。私のMTBは「ノーマルステム」でした。
 主流が「アヘッドステム」ということもあり、ならばそちらに交換したいと思いました。(もちろんノーマルステム でも新しいサスには交換できますが、世に出回っている種類を見てもアヘッドタイプが主流だったので。)

■ノーマルステムのサイズ

 では「ノーマルステム」を「アヘッドステム」に変えれるかというと、これまた「ノーマルステム」のサイズの種類に より可否が決まります。サイズというのは、ステムの直径です。「ノーマルサイズ」「オーバーサイズ」「スーパーオー バーサイズ」の3種類あるとのことです。

  ・ノーマルサイズ: ステム直径 22.2mm
  ・オーバーサイズ: ステム直径 25.4mm
  ・スーパーオーバーサイズ:ステム直径 28.6mm

 上記のうち、「オーバーサイズ」のタイプのものなら現在の主流のサスペンションを取り付けることができるとのこと でした。(もちろん他のタイプのサイズでも取り付けが可能なサスペンションはあるようですが、かなり限られる様です。) 私の自転車は、オーバーサイズのノーマルステムでした(何か表現がややこしい・・・)。最初はどうやって図ろうかと 思ったのですが、ノギスを買って正確にはかりました。
 直径が計りづらい場合は、ロックリングの径を計るという方法も取れるとのことです。以下の図で長さが、32mmならノ ーマルサイズ、36mmならオーバーサイズということです。こちらもはかりオーバーサイズであることが確認できました。

 これで我がMTBも最新のサスに交換できることが分かりました。

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